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ウクライナ戦争は世界をどう変えたか 「独裁者の論理」と試される「日本の論理」

豊島晋作

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784046059314
ISBN 10 : 4046059311
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2022
Japan

Content Description

再来した「戦争の世紀」に、日本は平和主義を貫けるか?“台湾戦争”シナリオ、右派/左派を超える安全保障の未来を提示!客観報道で好評のテレ東前モスクワ支局長、初の書き下ろし。

目次 : 第1章 “終末の時代”再び―ウクライナ戦争と核戦争シナリオ(”弱者”としてのロシア軍/ 「サイバー戦」でもロシアは劣勢か/ 核使用という”終末シナリオ”)/ 第2章 ウクライナ戦争はなぜ起きたのか―「ロシアの論理」を知る(なぜロシアはウクライナを侵攻したのか―「ロシアの論理」を知る/ プーチンの変節―民主改革派から独裁者へ)/ 第3章 戦時下のウクライナから/ 第4章 “ロシアと戦う国々”の論理(NATOの論理―転換点を迎えた世界最強の軍事同盟/ フィンランドのNATO加盟/ バルト三国を翻弄し続ける二人の「悪魔」/ アフリカ諸国とロシアの理想と現実)/ 第5章 プーチン大統領暗殺は起きるか?/ 第6章 中国・習近平の「台湾侵攻」(”独裁者の教材”としてのウクライナ戦争/ 米中軍事衝突の行方)/ 第7章 試される「日本の論理」―想定される“動揺”シナリオ(中国が台湾侵攻の準備を完了(第一段階)/ 台湾戦争勃発(第二段階)/ 米軍・台湾軍による反撃曲面へ(第三段階)/ 自衛隊はロシア軍を笑えるか)

【著者紹介】
豊島晋作 : 1981年福岡県生まれ。テレビ東京報道局所属の報道記者、ニュースキャスター。2005年3月東京大学大学院法学政治学研究科修了。同年4月テレビ東京入社。政治担当記者として首相官邸や与野党を取材した後、11年春から経済ニュース番組WBSのディレクター、同年10月からWBSのマーケットキャスター。16年から19年までロンドン支局長兼モスクワ支局長として欧州、アフリカ、中東などを取材。現在、Newsモーニングサテライトのキャスター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • absinthe

    2022年8月に書かれたようだが、その後に起こったことと矛盾もなく、感覚がしっかりしていると感じた。中国から見た戦争、ロシアから見た戦争、アフリカから見た戦争とバランスも良く、様々な視点に触れられる。この時期にここまで情報を集めたのは凄いと思う。もう少し早く読むべきだった。アフリカ諸国があまりロシア非難に向かわないのは、過去に西側諸国が行ったアフリカ蹂躙の記憶が拭い去れなかったためらしい。西側を見る目は冷ややかなのだ。

  • アキ

    ウクライナ戦争について、開戦1ヶ月前にテレビ東京報道局のyou tubeチャンネルにあげた解説動画の反響が大きく、書籍化した。最も印象に残ったのは「国際政治では他国の脅威というのは当該国の意思によるものではなく、能力によるもの」という基本的な原則。ウクライナは1990年代露、米国に次ぐ核兵器保有国だったが、ブタペスト覚書により核兵器を放棄した。ロシアの論理は被害者意識に囚われた国家であること。この戦争から中国が学んだことをもし台湾侵攻に生かすとしたら、日本の論理はどうする?能力を上げておく必要があるのか。

  • keroppi

    YouTube「テレ東BIZ」でのウクライナ戦争への論説を聞いて、読んでみたくなった。ウクライナ戦争がなぜ起こったのか、世界はどう見ているのか、を歴史も紐解きながら多角的に分かりやすく解説している。さらに、プーチン暗殺の可能性や、中国の台湾侵攻、その時の日本の対応にまで論は及ぶ。今を知るための一冊かと思った。

  • Daisuke Oyamada

     この世界の歴史を支配しているのは「自分は被害者」という思想だという。ロシアがとった行動の裏側には、大きな「恐怖心」と「トラウマ」があり、ウクライナでの軍事侵攻による力を西側に見せつけ、かつてのロシアの栄光を取り戻す。そんなプーチンの個人的思想から繰り広げられている行動だという。  ロシアがウクライナを侵攻しようとしている。この動向を注視している中国。世界の情勢はどう動くのか。台湾有事の・・・ https://190dai.com/2024/03/16/ウクライナ戦争は世界をどう変えたか-「独裁者の/

  • よっち

    なぜロシアはウクライナ侵攻へ突き進んだのか?中国の台湾侵攻リスクに日本人はいかに備えるべきか?テレビ東京の報道局前モスクワ支局長が考察した一冊。ウクライナ戦争が起きる要因となった歴史的背景と「ロシアの論理」、ウクライナとロシアのサイバー戦争、プーチン暗殺の現実的可能性と「核戦争シナリオ」、習近平、金正恩はウクライナ戦争から何を学んだか、日本の安全保障についてなど、状況がますます難しくなっている情勢で、何が問題だったのかを知ることはとても重要だと思いますし、今の東アジア情勢を考えるいいきっかけになりました。

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