天の蚕が夢をつむぐ 大島紬ものがたり フレーベル館ノンフィクション

谷本雄治

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784577050392
ISBN 10 : 4577050390
フォーマット
出版社
発行年月
2022年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
208p;20

内容詳細

日本が世界に誇る、大島紬。鹿児島県・奄美大島で大島紬の織元をしている南修郎さんは、還暦を機に、この伝統技術の原点に立ち返ることを思いつく。南さんの夢は「100パーセント奄美産の大島紬」というストーリーのある着物をつくること。夢に向かって行動を起こすことの大切さを伝える、「伝統」と「革新」を描くドキュメンタリー。

目次 : 一本の糸から/ ときめきの大島紬/ クロウサギの島/ ケンムンの木の下で/ 機を織るひと/ まいおりた天の虫/ へそまがりの黄金まゆ/ 毎日が「発見の日」/ 繊維のダイヤモンド/ 天蚕プロジェクト〔ほか〕

【著者紹介】
谷本雄治 : 名古屋市生まれ。プチ生物研究家・児童文学作家。ご近所の虫・植物との付き合い多く、それらを素材にした読み物、食農ノンフィクションなどを手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • アキ さん

    憧れの大島紬。いつか自分の着物を作ってみたい。その元になる蚕の繭が黄金の「奄美黄金繭」なるものがあるらしい。この本の主人公・南修郎さんは、なんと60歳からクワを育て、蚕を飼い、まゆから糸を作り、染めて織るまで、すべて一から始めた強者なのだ。しかも2015年自ら織った大島紬が日本伝統工芸士会会長賞に輝いた。そこから次々と周りの人を巻き込んで、繊維のダイヤモンドと呼ばれるヤママユを見つけ、アマミアラカシの栽培に至り、更には芭蕉布と蚕の糸を交ぜ織りして新しい商品を作り出す。元気の出る可能性広がるお話しでした。

  • れもん さん

    図書館本。「100%奄美産の大島紬」を作るために奮闘している南さんを取材し纏めた本。私は奄美出身なのに、大島紬が100%奄美産じゃないことを知らなかったし、南さんがこんなに素晴らしい挑戦をしていることも知らなかった。「できないことはない」と諦めない気持ちは、本当に凄い。その気持ちが自然と周りの人を動かし、人と人との繋がりを紡いでいく。その行動力と繋がりに感動しました。そして、越間のおじいちゃん、元気そうな近影が見られて良かった。

  • Midori Matsuoka さん

    児童向けノンフィクション。こういう作品が広く知られるといいな。 奄美大島の伝統工芸品「大島紬」を100%奄美大島産で作ろうと取り組む、織元の南修郎さん。 大島紬の歴史をひもとくと、全盛期には輸入の糸を使用していたので、原点に立ち返るとなると養蚕、更に桑(蚕のえさ)の栽培まで関わらなければならない。 元々は機織り職人だった南さん。大島紬にかけた情熱と探究心が「奄美の黄金繭から作った大島紬」へとつながっていく。 多くの人の知恵と努力が結集している様子もとても興味深かった。

  • ユウティ さん

    奄美大島の織元さんが蚕を育てて伝統的な大島紬を織るという本。すごく良い本だった。児童書と一般書の中間くらいで、とても読みやすく分かり易く書かれていた。大島紬はゴブラン織、ペルシャ絨毯と合わせて世界三大織物なんだそうだ。知らなかった…それなのに驚いたことにすでに奄美ではお蚕さんは育てておらず、海外の糸で織っていたんだそう。えっそうなの!?という感じで、知らないことが詰まっていて面白かった。最近小学生だったかがさなぎを殺さずに糸を取る方法を考え出していたし、繭から糸を紡いでみたくなった。

  • まげりん さん

    非常な地味な題材でありながら、ものづくりの奥深さを存分に味わえる本。すごいバイタリティに驚く。唯一気になったのが、自慢の大島紬のカラー口絵がないこと。この糸を織ったらどんな布もなるのかなあ?白い蚕との違いはどんな風なんだろうなあ。と思いながら読んでた。

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