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日本語連体修飾節を中国語に訳す為の翻訳パターンの作成

谷文詩

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784861853371
ISBN 10 : 4861853370
Format
Books
Publisher
Release Date
November/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
谷文詩 ,  

Content Description

本書は第19回華人学術賞受賞作品であり、日本語の連体節を中国語に翻訳するための翻訳パターンを構築した実践的な言語研究成果である。従来の翻訳手法が主観的な要素に依存している点に着目し、客観的な要素を取り入れた翻訳方法を提案している。具体的には、被修飾語の意味役割、主節と連体節の事態の時間的関係、被修飾語の語彙情報など、翻訳に影響を与える客観的な要素を考慮しながら、日本語の連体節を中国語に翻訳するための翻訳アプローチをフローチャートの形で提案し、アンケート調査などの形でそのアプローチの実行可能性を検証した。「直訳」「意訳」「分訳」「非分訳」の関係を整理し、「分訳法」と「非分訳法」それぞれに適用する翻訳パターンと各パターンの適用条件を明示化した。また、研究の焦点を内の関係連体節と命題補充型連体節の2つの主要な日本語の連体節構文に置き、これまでに見過ごされてきた側面を詳細に考察した。総じて、本研究の成果は、限られた視野内で特定の視点から、翻訳の実務に関する限定的な示唆を提供している。また、異なる言語や文化の交わりを考慮しながら、今後の翻訳手法の進化に対する可能性を示すことを意図している。学界および実務界で注目を集める、翻訳アプローチへの新たな開拓に期待する一冊。

目次 : 第1章 序章/ 第2章 先行研究と本論文の位置付け/ 第3章 「分訳法」に属する翻訳パターンと各パターンの適用条件について(1)内の関係連体節/ 第4章 「分訳法」に属する翻訳パターンと各パターンの適用条件について(2)命題補充型連体節/ 第5章 「非分訳法」に属する翻訳パターンと各パターンの適用条件について/ 第6章 日本語連体修飾節の翻訳アプローチの検証―内の関係連体節と命題補充型連体節について/ 第7章 終章

【著者紹介】
谷文詩 : 北京航空航天大学外国語学部講師。1992年中国河北省生まれ。北京理工大学日本語学部卒業。北京大学日本語MTIセンター日本語通訳翻訳修士課程修了、学位取得。筑波大学人文社会科学研究科博士課程修了。博士(言語学)学位取得。専門は日中言語対照研究、日中翻訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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