自選谷川俊太郎詩集 岩波文庫

谷川俊太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003119211
ISBN 10 : 4003119215
フォーマット
出版社
発行年月
2013年01月
日本
追加情報
:
400p;15

内容詳細

デビュー以来、半世紀を超えて人々に愛されつづけてきた谷川俊太郎(一九三一‐)の二千数百におよぶ全詩から、作者自身が一七三篇を精選。わらべうたから実験的な長編詩まで、のびやかで、リズム感あふれる言葉がここちよい谷川俊太郎のエッセンス。

目次 : 『二十億光年の孤独』/ 『十八歳』/ 『六十二のソネット』/ 『62のソネット+36』/ 『愛について』/ 『絵本』/ 『あなたに』/ 『21』/ 『落首九十九』/ 『谷川俊太郎詩集』/ 『谷川俊太郎詩集』/ 『旅』/ 『谷川俊太郎詩集』/ 『谷川俊太郎詩集』/ 『うつむく青年』/ 『谷川俊太郎詩集』/ 『ことばあそびうた』

(「BOOK」データベースより)

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谷川俊太郎の自選詩集。 長大なキャリアの...

投稿日:2021/03/12 (金)

谷川俊太郎の自選詩集。 長大なキャリアの中から著者自身が「ほとんど即興的に」選んだ詩作品が収められている。 その時々で様々な詩法を用いてきた谷川の詩選集であるから、読者は多様なスタイルの詩に出会うことができる。 詩人の軌跡を概観するのはもちろん、現代詩の入門にも好適の一冊と言えるかもしれない。

哲 さん | 不明 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Hideto-S@仮想書店 月舟書房 さん

    早熟の天才の多くは夭逝してしまうが、80歳を過ぎても活動領域を広げている谷川俊太郎氏の詩集。二千数百に及ぶ詩の中から自身が選んだ173篇を収録。『オールタイムベスト』のような作品を読み、子供の感性を持ち続け、常に新しいスタイルを生む姿勢はピカソのようだなと感じた。20歳で出版した処女作『二十億年の孤独』を書いたのは18歳の頃と知り驚愕。非常に興味深かったのが25頁に及ぶ山田馨氏の解説。佐野洋子さんとの夫婦の協議に同席するほど信頼が厚かった山田氏の「可愛げがないほど老成を知らない」という谷川評は面白い。

  • tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。 さん

    この何グラムかの紙束に 谷川俊太郎のエントロピーが 丸められ延ばされ詰まっている 邪馬台国の卑弥呼が 天下統一の夢破れた織田信長が 相対性理論のアインシュタインが 鉄腕アトムの生みの親手塚治虫が 1945年の8月に広島と長崎に暮らした人々が この球のうえで てくてくと  もくもくと すすみ  スキップしたり でんぐり返ったように 31世紀の未来に暮らす むすめたちも むすこたちが 酸素を吸い、二酸化炭素を吐くように 詰まっている 詰まっている あなたのエントロピーが。

  • 優希 さん

    自選ということで谷川さんの好きな詩が選ばれているのでしょう。数ある詩のベスト盤という感じです。色々な書き方をするので読んでいてとても楽しいです。豊かな詩の世界は言葉が歌っているような気がしました。色々な言葉が散りばめられているのに、この言葉が選ばれるべきだと思わせる何かがありますね。何度も読んで好きな詩を見つけたいと思います。

  • chantal(シャンタール) さん

    この本を片手に列車で旅する自分の姿がそこに見えているような気がした。車窓を流れるのは山や森や水や季節の花々や青空や星空。それは谷川さんが好きで詩に詠んだものたち。それからモーツアルト。うんちは外させてもらうけれど。美しいだけでなく、なんとなく怖さを感じる詩や老いや死についての詩もある。でも谷川さんの手にかかると死すらも、微笑ましくなる不思議。「一日は夕焼けだけで成り立っているんじゃないから/その前で立ち尽くすだけでは生きていけないから/それがどんなに美しかろうとも」この言葉が何故だか深く深く、心に残った。

  • Koning さん

    ということで、30日ぐらいからじわじわと読んでた岩波文庫版谷川俊太郎自選詩集。冒頭の前書きにある通り長い長い詩人としての歩みをある意味俯瞰できる感じ。お気に入りの詩があったりなかったり、気づかなかった何かの片鱗にも触れることができてありがたい感じです。最初期のノートに書かれていたある意味痛いところもある(前に剥き身のナイフのような感じと書いたやつ)なんかからことばあそびうたを経てさらに最近のものまでこの並びだからこそ別の詩集で読んだ時と違った印象もあってたまりませぬ。

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人物・団体紹介

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谷川俊太郎

1931年、東京生まれ。詩人。1952年『二十億光年の孤独』でデビュー。『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞を受賞。その後、数多くの賞を受賞する。詩作のほか、『ピーナッツ』の翻訳や、絵本、童話、脚本、作詞などさまざまな分野で活躍

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