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悪魔の証明 なかったことを「なかった」と説明できるか ちくま新書

谷岡一郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784480074003
ISBN 10 : 4480074007
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

事実ではないことを「そんなことはなかった」と説明するのは、実際にあったことを立証するよりも困難だ。しかし人は往々にして、そんな「悪魔の証明」を他人に強要する。思い込みが先行した追及は、ともすると自らの挙証責任をないがしろにするので、相手に説明の「無限ループ」を迫ることになる。敵を混乱させたり、イメージ悪化を図るには有効だが、もはや建設的な議論や問題点の抽出は望めない。本書では、犯罪学や統計学、そして宗教学も参照しながら、悪魔の証明の正体に迫ろう。

目次 : プロローグ 悪魔の証明/ 1 犯罪を証明する手続き―「あったことを証明する」ことすら簡単ではない/ 2 挙証責任―立証の責任は誰にあるか/ 3 不可能性―社会的不可能と神学論争/ 4 非合理性―科学的判断と不思議な論理/ 5 間接補強証拠・要因―証拠とデータの判断、討論の決着/ 6 「なかったこと」の証明―武器になる反論とは

【著者紹介】
谷岡一郎 : 1956年大阪生まれ。80年慶應義塾大学法学部を卒業後、83年南カリフォルニア大学行政管理学部修士課程修了、89年社会学部博士課程修了(ph.D)。大阪商業大学教授を経て、97年同大学学長、2005年谷岡学園理事長。専門は犯罪学、ギャンブル社会学、社会調査論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ばんだねいっぺい

    うーん。仮定からの断定系の人は、仮定条件の発生する確率を議論したいが、そもそも、そういう細かい議論ができないからこそ、そういうパワー系になるのだし、うーん。

  • ゲオルギオ・ハーン

    図書館で法学の棚にあったので借りてみたが、中身は独善的なエッセイ集。他の方のレビューやAmazonで酷評されているとおり駄本と言われても仕方がないくらい中身はひどい。宗教や哲学など幅広い話をするのはいいのだが特に調べもせずうろ覚えの情報をもとに持論を展開していて読んでいて苦しい。法学の本と勘違いさせるタイトルと著者の組合せが良くないかなと思いました。書き方に品がなく、独善的な主張ばかりなので人によっては不快になると思います。

  • おおにし

    図書館で見かけたので借りてみたが、噂どおりの駄本だった。聖書の記述を批判的に扱うのならキリスト教徒全員を敵に回す覚悟でやるべき。最後で「そのすばらしい内容の教義は、筆者の生きざまに浸透していると言って過言ではない。」などと言い訳しないことだ。従軍慰安婦問題でさんざん批判しておきながら「筆者は、朝日新聞のファンを自認している。」などとベンチャラは無用だ。筆者の底の浅さが露呈している。

  • 大先生

    評価が難しい一冊でした。「法学」の本・「学者」の本として読むと低評価にせざるを得ませんが、「娯楽本の一種」として読めばなかなか面白い一冊だと思います(笑)。著者は、「不起訴処分」を「判決」だと理解している節がありますが、犯罪学が御専門なのにまさか…単なる誤記ですよね?黒川さんの話で検事長でなく「検事正」の任免権云々とあるのも意味不明(苦笑)。安倍さん擁護、反韓的記載が多いのは南カルフォルニア大学のよしみでしょうかね。聖書の記載があり得ない(例えばノアの方舟)という話もありましたが、それは古事記も同じでは…

  • まゆまゆ

    悪魔の証明と言われる、なかったことを証明することは本当にできないのか、を論じていく内容。犯罪の証拠をあったこととして証明しようとする検察でさえ100%証明することは難しいのに、逆もまた然り。論戦において疑いに対して証拠等の事実をもって証明するのは当然なのに、疑われた方が潔白を訴えるのは論戦とは言えない。あったことをなかったことにするのは簡単なのに(笑)

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