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ISBN 10 : 4886217575
Content Description
縄文人の死生観・祖霊観とは。縄文社会はなぜコメを受け入れたのか。葬制が発達し儀礼祭祀が盛行した縄文後・晩期の文化変容は何を意味するのか。またそれは社会の複雑化や農耕受容とどのように関係していたのか。原始共同体という縄文時代像を脱却し、新たな歴史観で捉えなおす。
目次 : 第1部 学説史と理論の整理(本書のテーマと問題意識/ 縄文社会をめぐる学説史―変容する縄文社会像と歴史観/ 社会複雑化の理論的考察―階層化原理としての「出自」)/ 第2部 縄文時代の親族組織と儀礼祭祀(環状集落と出自集団/ 祖先祭祀とモニュメント―環状集落から環状列石へ/ 石棒祭祀の性格/ 竪穴家屋にみる空間文節とシンボリズム/ 再葬の論理―死と再生の観念)/ 第3部 先史時代の社会複雑化(ブリテン新石器文化と縄文文化の比較考古学/ 儀礼祭祀と生産の特殊化―縄文人はなぜ稲作を受容したのか/ 歴史観への集束)
【著者紹介】
谷口康浩 : 1960年東京都市ヶ谷に生まれる。1983年國學院大學文学部史学科卒業。1987年國學院大學大学院文学研究科博士課程後期中退。2007年博士(歴史学、國學院大學)。現在、國學院大學文学部教授。専門分野:先史考古学、とくに縄文文化・縄文社会の研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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