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餓狼伝 谷口ジローコレクション

Jiro Taniguchi

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784091793980
ISBN 10 : 4091793983
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

流浪の格闘家・丹波文七がプロレスラー・梶原年雄に喫した、たった一度の敗北。雪辱を果たすための鍛錬の先に見たものは。男は、なぜ戦うのか。肉体と肉体が衝突し、「強さ」とは何かを問い続ける、格闘漫画の極致。

【著者紹介】
谷口ジロー : 1947‐2017。鳥取出身。1970年代より青年コミック誌を中心に活動。『犬を飼う』で小学館漫画賞審査委員特別賞、関川夏央との共作『「坊っちゃん」の時代』で日本漫画家協会賞優秀賞、手塚治虫文化賞マンガ大賞等を受賞。1990年代半ばに『歩くひと』がフランスで紹介され、以後『遙かな町へ』、『神々の山嶺』(原作:夢枕獏)はじめ多くの作品がヨーロッパ、アジア、アメリカで高く評価される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • たまきら

    夢枕さんの餓狼伝、大学生〜20代ぐらいのころすごく好きでした。今でも格闘技が大好きな自分ですが、当時はボディビルダーの友人やレスリングの国体選手だった先輩がいたりして、PrideやK1をよく見に行っていたんです。わ〜、谷口ジローさんでコミカライズされていたとは知りませんでした。圧倒的な肉肉しさにうっとり。異種格闘、もっと彼の絵で見たかったなあ。

  • ぐうぐう

    『谷口ジローコレクション』で再読する『餓狼伝』。コミカライズするなら谷口ジローしかいないと思っていた夢枕獏の願いが叶った作品だが、その期待に余りある素晴らしさが、この漫画にはある。画のうまさは当然のこととして、格闘シーンの迫力、いや、説得力は生半可ではない。格闘を、肉体を理解しているからこその、これは表現だろう。痛み、カッコ良さ(と同時に無様さ)、何より切なさが、谷口の画から滲み出ている。その充分な画に、谷口はあえて原作である夢枕の文章を重ねる。(つづく)

  • 剛腕伝説

    餓狼伝も谷口ジローが描くとこうなる。ゴツゴツした戦いの中に哀愁が漂う。板垣版とは違った趣。

  • TAKA0726

    図書館で予約して借りたら辞典のような分厚い表紙のB5版の漫画だった。餓狼伝の漫画は板垣恵介も書いているが、漫画の原作をやらない夢枕獏がこの人物が書くならと、白と黒のコントラストを強調する絵柄のスクリーントーン谷口ジローが描いている。丹波文七、柳生新陰流から生まれた素手でいかに武器を持った相手を倒すかの竹宮流泉宗一郎、姫川、梶原、松尾象山、斑牛の伊達、漢達のゾクゾク感がたまらない。6年前にかけられた、チキン・ウイング・フェイスロックで文七は自分自身を苛めるために梶原を攻撃しているように見えた、がなんとも粋。

  • こけこ

    夢枕獏氏のあとがきは、ラブコール!ここまで惚れられるのって、すごい。読んでいて、呼吸まで苦しくなる熱量を感じた。

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