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ビクトール・フランクル絶望の果てに光がある ワニ文庫

諸富祥彦

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784584393291
ISBN 10 : 458439329X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2013
Japan

Content Description

全世界で1000万人が涙した『夜と霧』の著者である心理学者・フランクルの言葉を軸とした、現代を生きるための人生指南の書。もしも、あなたが今、生きることにむなしさを感じているのなら、フランクルの言葉を聞いてみてください。きっと他の誰のものとも違う、自分自身の「生きる意味」が見つかるはずです。苦境に立たされた時にこそ、手に取ってほしい1冊。

目次 : ひたひたと押し寄せてくる、慢性的な空虚感から目を逸らしてはならない/ 幸せは、求めれば求めるほど逃げていってしまう/ 我を忘れて誰かのために何かを行う。そのことではじめて人間は真の自分を発見するのだ/ 苦悩そのものが問題なのではない。「何のために苦悩するのか」という叫びに答えのないことが問題なのである/ あなたの内側を見つめるのをやめなさい。大切なのは、あなたの心の中に潜んでいるものではなく、「未来であなたを待っている」ものである/ たとえ一瞬でも、どれだけ精神の高みに昇ることができたかによって人生の価値は決まる/ 愛は、人間の実存が高く昇りうる最高のものである/ 人生は、暗闇の中で演じられている一つのステージのようなもの/ 過去の「思い出」は、何にも替え難い貴重な財産である。「生きぬかれた過去」は、時間の座標軸に永遠に刻まれ続ける/ 人生の意味を疑うのは、その人の高い精神性の証である〔ほか〕

【著者紹介】
諸富祥彦 : 1962年、福岡生まれ。筑波大学、同大学院博士課程修了。千葉大学教育学部助教授を経て、明治大学文学部教授。教育学博士。日本トランスパーソナル学会会長、日本カウンセリング学会理事、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • テツ

    『夜と霧』をはじめとしたフランクルの言葉。強制収容所で家族を失い人としての尊厳を奪われて生き延びた彼は、それでも人生を美しく価値のあるものだと説く。あなたがいつか全てが嫌になり人生に絶望したとしても、人生があなたに絶望することはない。見捨てることはない。限られたギリギリの選択肢だとしても、その中で美しく尊い善を選択することがきっとできる。人生と世界に対して善性を保ちながら対峙することができる。薄っぺらな自己啓発とは違ってフランクル自身が真の暗闇を歩き抜けてきたからこそ光を放つ言葉たち。

  • しゃん

    フランクルの思想が語り口調で分かりやすく解説されており、非常に参考になった。人生の本質を各自に課せられた個人的な「使命」を実現する場であると捉えるフランクルの考え方に触れると、勇気が湧いてくるとともに、不思議な安心感が得られた。本書のおかげで、『夜と霧』を再読したくなった。

  • ペンギン伊予守

    フランクルを今まで読んでなかったのはもったいなかったけれど、読んでよかったという悦びは、若い頃より深いという確信が持てる滋味深いものがある。

  • _

    私が敬愛するヴィクトールフランクルの言葉を解説した一冊。アウシュビッツでの日々を描いた夜と霧が彼の代表作だが、本書はそんな彼の人生観が分かるものだった。空虚感、閉鎖感、絶望感、そんな苦しみの中にいる人にぜひお薦めしたい。「実存の本質は自己超越にある。自分を失う地点に達してはじめて真の自分を発見するのだ」彼の論文から引用された一節は私の光になるかもしれない。

  • minazuki

    「幸福を追い求める生き方」を「人生の問いかけに応える生き方」へ /意味に満ちた苦悩とは「何々のため」の苦悩 /我を忘れて誰かの為に何かを行う。そのことで初めて、人間は真の自分を発見する。 …フランクルの著書の数々を、諸富さんが引用・解説した一冊。引用文が多くある中での解説だったので、読みいってしまいます。(この解説もものすごく謙虚で、決して彼の言い分を濁すことはありません) フランクルが奥様に残した遺言(手紙)に心動かされ、落涙しました。

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