諏訪敦作品集「眼窩裏の火事」

諏訪敦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784568105537
ISBN 10 : 4568105536
フォーマット
出版社
発行年月
2023年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
諏訪敦 ,  
追加情報
:
184p;30

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読書メーターレビュー

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  • A.T さん

    府中美術館で開催中の絵画展図録。コンマ数ミリの微細な存在、網膜の限界に挑むリアリティ。生死のハザマ、有機質と無機質のギリギリをとらえることのできる画家なのだ。実際に臨席した瀕死の父の姿… 多くの取材の積み重ねのもとに描いた祖母の死に至る姿… 医療現場での取材なしには描けないであろう死のリアリティ、クールながら圧倒的な描写力に、作者と被写体?の関係性のドラマを超えた「死」という絶対的な静寂が作品を覆う。ガラスや水、豆腐など一見ありふれた物体を描く静物画シリーズも圧巻だ。

  • 季奈 さん

    大野一雄の幽体離脱的な表紙。 眼窩裏の火事とは、障害によるイメージのフラッシュバック。 幽霊画。過去の文脈に沿った豆腐とその他モチーフ。

  • ピラックマ さん

    展覧会でわぁ写真みたいという声をよく聞いたが、それがいいのかどうか判らない。なら写真でいいじゃんとも思う。ただ音楽でもそうだが訓練された手技はどんな分野でも感動を生むのは間違いない。自分も趣味で絵を描いており、趣向の問題もあるがラフなドローイングばかり。諏訪氏は23年筆を入れ続けている絵があったりと、写実絵画を描く人の根気にはただただ脱帽するしかない。

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