読売新聞社会部あれから取材班

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「まさか」の人生 新潮新書

読売新聞社会部あれから取材班

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106110894
ISBN 10 : 410611089X
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

大人気ゲーム「ぷよぷよ」を失ったプログラマー、野茂をメジャーに流出させた300勝投手、箱根往路のゴール目前で倒れた大学生、石器発掘の〈神の手〉に騙された研究者――。人生には「まさか」がついて回るが、ニュースになるほどの不運や失敗に見舞われた人々は、その渦中にあって何を思い、その後も続く長い人生をどう生き抜いてきたのか。知られざる軌跡と人間ドラマを描く人気連載、待望の新書化。

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom

    不運や失敗による「まさか」に出会った人たちのその後を追う読売新聞の連載「あれから」の中から、誰もが覚えている有名な20の物語が紹介されている。でも、当事者にいつまでも付き纏い、事件を蒸し返し、「あれから」を世間に晒すのは、正しい行為なんだろうか。確かに、記事は暴露趣味的でなく一定の社会性はあるし、執筆者を明記する読売新聞さんの姿勢はフェアだとは思う。でも、何か割り切れない。マスコミの問題というのではなく、過去の事件の当事者の現在の姿を覗き見たいと思ってこんな本を手にした自分のゲスさに、腹が立つのである。

  • kinkin

    過去にいろいろな意味で話題になった出来事や人について、その後どうなったのか、20話が紹介されている。山一證券の営業マンだった男性、ベトちゃんドクちゃん、日本初の生体肝移植の執刀医、中国で突然2279日間拘束された男性、旧 石器時代遺跡の捏造事件、銀座のマクドナルド1号店が開店した日、甲山事件、アメリカ横断ウルトラクイズに参加した男性、他。すっかり忘れていたことも多かった。読んでいるとタイトルのように「まさか」ということが誰しもあるかもしれない。まさかは人生にはつきものなのだろうか。図書館本

  • ma-bo

    読売新聞社会部「あれから」取材班。2022年に刊行された「人生はそれでも続く」に続く第2弾。ニュースの「あの人」はいまどうしているのか。読売新聞に連載されたものを書籍化。ぷよぷよを生んだ社長、分離手術を受けたドクさん、遺跡発掘<神の手>にだまされた研究者、懸賞生活なすびさん、アメリカ横断ウルトラクイズの優勝者etc…その渦中にあって何を思い、その後も続く人生をどう生き抜いてきたのか

  • シャコタンブルー

    20編の中では旧石器時代遺跡の捏造事件が衝撃だった。まさかあんな単純な手口に専門家達が騙されるとは・・騙された研究者のその後の人生観と潔さに救われる思いがした。「中国で突然拘束、2279日間の苦難」説明もなく理由も分からず6年余りも拘束された鈴木英司さんの恐怖は凄まじく恐らく死を意識した瞬間もあっただろう。その後中国に滞在することの危険性や警鐘を鳴らすことの意義ある活動は称賛しかない。本日アステラス製薬の社員がスパイ罪で懲役3年6月の判決だったが怒りしかない。すでに拘束された邦人は17人に及ぶ。

  • まゆまゆ

    人々の記憶に残る体験をした当事者20人のエピソードとその後の人生を紹介した新聞の企画をまとめた内容。どのエピソードもかつてニュースで見聞きした内容が多く興味深く読めた。セクハラ裁判や生体肝移植といった日本初の当事者となったエピソードが印象に残ったかな。

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