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武士道セブンティ-ン

Tetsuya Honda

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167780036
ISBN 10 : 4167780038
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2011
Japan

Content Description

「強さは力」の香織と「お気楽不動心」の早苗。対照的な相手から多くを吸収したふたりだったが、早苗は、家の事情で福岡の剣道強豪校に転入。そこでの指導方法の違いに戸惑う。一方、香織は後輩の育成に精を出す。互いを思いつつも、すれ違うふたりは、目指す剣道に辿り着けるか。大人気剣道青春小説、二本目。

【著者紹介】
誉田哲也 : 1969年、東京都生まれ。学習院大学卒。2002年『ダークサイド・エンジェル紅鈴 妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー。2003年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • zero1

    剣道は競技か武士道か?高2になった香織と早苗は神奈川と福岡で剣道を続ける。香織は後輩の田原に懐かれる。この巻で悩んだのは早苗。何のための剣道なのか。インハイで団体戦メンバーになったものの部活が楽しくない。この早苗の悩みはいかにも青春していて共感。主力選手のレナは競技としてルールを明確化したいと望む。早苗は勝負に出る。桐谷、吉野、そして香織パパそれぞれの武士道に感銘を受けた。「理が育たない」(後述)や「戦いを収める」は名言。負ける意味など笑いの中に深い部分も。次は吉野伝説?と高3の香織がレナと最終決着?

  • 風眠

    剣道は「スポーツ」なのか「武道」なのか?個人的には、道を究めるものであってほしい。剛の香織、柔の早苗、離ればなれになったふたりがそれぞれ、自分の剣道に悩み、成長していく姿がキラキラと眩しい。ふたりが追い求める「武士道」とは結局のところ何なのか。その答えは「武者の生業は戦うこと、武士の生業は戦いを収めること。」の一文に尽きるのではないかと思う。命を守るための剣、その剣を使う者の心に向き合うことが剣の道。香織と早苗、ふたりが歩む道はこれからも続く。青春のきらめきがギュッとつまった、ちょっと汗臭い武士道2作目。

  • 射手座の天使あきちゃん

    キャラ読みさせる小説に個性的キャラが続々と 勝利のため手段を選ばぬ 心に「氷のツルギ」を持つ女・黒岩レナ、そして何やら「いわく」ありげな吉野先生・・・ 気になって、どんどん物語に引き込まれます。さて武士道を極めるのは、「お気楽不動心」の早苗か、気持ち丸みを帯びた「白刃のギラツキ」香織か!? エイティーンいきま〜す (^_^)v

  • W-G

    一作目ラストの描き方から推察するに、当初は続編を予定していなかったのでは。中盤すぎ、前作ラストに時計の針が追いつくまで、若干つじつま合わせ感があり、先を知っているだけに、どうしても『シックスティーン』には見劣りした。レナの考え方にまったく違和感を感じない私は、早苗の苦悩に深くは感情移入出来ていなかったという点も、採点材料を減らした。しかし後半は一気に物語のボルテージが跳ね上がり、結果的に大満足。文章のノリも、進むにつれてどんどん軽快さを増し、著者としてもやはり早く先を描きたかったのでは?と想像してみたり。

  • mapion

    兵法者として過激な言動の目立つ磯山香織は、東松学園で高校2年を元気に過ごしている。甲本(西荻)早苗は福岡の強豪、福岡南高校に転入。早苗の入部した剣道部には臭くてとらえどころのない男性指導教師、過去香織に勝ったことがあるが、その勝ち方に納得していない同級生の黒岩怜那がいた。一方香織にはまとわりついてくる可愛い後輩田村がいて、彼氏となる中学時代の剣道部員、ヘタレの糞握り清水も出てくる。いろいろあって剣道女子としてそれぞれ成長する香織と早苗の姿を見る事になる。試合の緊張感、臨場感は前作どおり。楽しかったのです。

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