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極夜行前 文春文庫

角幡唯介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784167919498
ISBN 10 : 4167919494
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2022
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ノンフィクション界の話題をさらった『極夜行』。この旅を遂行するには3年の準備期間があった。何度も北極を訪れ、重ねた試行錯誤。これもまた命懸けの探検だった。この準備行がなければ極夜の探検は成功しなかったのかと思うと、起こった全ての試練が命を繋いだとも言える。『極夜行』と併せて読みたい。

目次 : 第1部 天測放浪/ 第2部 犬との旅/ 第3部 海象と浮き氷

【著者紹介】
角幡唯介 : 1976年北海道芦別生まれ。早稲田大学探検部OB。チベット、ヤル・ツアンポー峡谷の未踏査地域を単独で探検。2003年、朝日新聞社に入る。08年に退社後、探検家に。『空白の五マイルチベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』で開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞、梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。『雪男は向こうからやって来た』で新田次郎文学賞、『アグルーカの行方129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』で講談社ノンフィクション賞、『探検家の日々本本』で毎日出版文化賞書評賞、『極夜行』でYahoo!ニュース|本屋大賞 ノンフィクション本大賞、大佛次郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ちびbookworm

    大佛次郎賞などを受賞した前作、「極夜行」の前日譚。極北の極夜を冒険する準備に3年をかけた。◆地図もなく、GPSも使用せず、星の位置などを手がかりに進む探検方法を探る1章。ソロ犬ぞり用の犬を育てる2章。食糧をデポするため、凶暴な人食い海象の海をカヤックで渡る3章。◆高いエンタメ性に満ちた前作と比べ、本作は単調だった。2章は犬好きには辛すぎる。3章が一番ハラハラする。2作とも未読の方は、前作の「極夜行」だけをオススメする。

  • オカピー

    「極夜行」は読了済。その前の準備に長い時間をかけているのが伺える。今後、死ぬかもしれない旅を一緒にするウヤミリックに対しての訓練は、行き過ぎなのではないかと思う。確かに危険な旅に出ると死に直面することもあると思うから、甘いことは言っていられないことは分かる。しかし、感情むき出しで殴る蹴るの行為で、言うことを聞かせようとするのはどうかな。角幡さんの著書はたくさん読ませていただいているだけに、ちょっと残念。

  • 活字スキー

    『アグルーカ』から『極夜行』に至るまでの軌跡。約4ヶ月もの間続く氷と闇の世界を探検するための準備もまた、何度も死を身近に感じる過酷なものであり、角幡さんの探検にかけるテーマというか人生観にも決定的な影響をもたらすものでもあった。海象(せいうち)怖い。天測の練習や犬の訓練やデポの設置など、極地探検としては小粒な旅のつなぎ合わせながら、そのひとつひとつが確かに今現在の角幡さんを形作っているのだと感じられて面白かった。角幡唯介ファンブックと言ってもいいかもしれない。

  • 藤井宏

    最近の寒さにおっくうになってしまう私ですが、あたたかくして北極を探検する旅の顛末をわくわくしながら読みました。本書で描かれているのは、1日中太陽の昇らない季節に犬とともにソリを引いて探検することを最終目的とした準備段階ですが、GPSに守られながらの探検では物足りないと天測での位置把握をしたり、飛行機での物資補給をさけるためカヤックでデポ設置に向かったり、とてもストイックな旅です。旅の途中に感じた気持ちが素直に描かれているので読んでて楽しかったです。最後はひやひやしました。極夜行も読まねば。

  • shun

    2022年51冊目。今年2回目の入院中に、手術を挟んで読了。前作『極夜行』の前日譚。作者の方の人生観や冒険に対する考え方はとても興味深いものがある。共に旅する犬を殴打する場面は、生のためとはいえ、気持ちのいいものではなかった。人間性を疑ってしまうシーンがあったり、考えが甘かったり、楽観的すぎるでしょそれはって思うこともあったけど、とても生命力の強い方なのだろうなと思う。前人未到の景色を見たいというのは、人間の遺伝子に刻まれている欲求なのだろうか。

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