Books

探検家の日々本本

角幡唯介

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784344027237
ISBN 10 : 434402723X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2015
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

山の中で死にそうな目に遭うくらいなら、本を読んでたほうがよっぽどマシである。ノンフィクション作家であり探検家による、痛快、爆笑にして深淵な読書エッセイ。

金原ひとみ『マザーズ』、伊藤計画『ハーモニー』、町田康『告白』、中島京子『小さいおうち』、サマセット・モーム『月と六ペンス』、辻邦生『西行花伝』などの文芸作品から、増田俊成『木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか』、井田真木子『同性愛者たち』、植村直己『北極圏一万二千キロ』、ジョン・クラカワー『空へ』などの骨太ノンフィクションまで。探検家である著者は、様々な作品を読んで、ひたすら考える。「なぜ、自分は探検をするのか―?」。その答えを必死に模索する様は、時に爆笑を誘うが、大いなる共感も与えてくれる。開高健ノンフィクション賞、大宅壮一ノンフィクション賞、新田次郎文学賞、講談社ノンフィクション賞などを受賞した、ノンフィクション作家であり探検家による、痛快、爆笑にして深淵な読書エッセイ。

【著者紹介】
角幡唯介 : 1976年北海道生まれ。ノンフィクション作家、探検家。早稲田大学探検部OB。『空白の五マイル チベット、世界最大のツアンポー峡谷に挑む』(2010)で第8回開高健ノンフィクション賞、第42回大宅壮一ノンフィクション賞、第1回梅棹忠夫・山と探検文学賞、『雪男は向こうからやって来た』(2011)で第31回新田次郎文学賞、『アグルーカの行方 129人全員死亡、フランクリン隊が見た北極』(2012)で第35回講談社ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • 翔亀

    読書家である。あれだけの文章を書くのだから納得だが、読メの超読書家の皆さんに全然ひけをとらない。中毒と言っていい。探検家でなかったとしても、この130冊は普通に的確な書評だ(私の読書傾向と似通っているは不思議だが)。しかし読み方が決定的に私なぞとは違っていて嫉妬を感じる。それは北極圏で「白鯨」を、チベットのツァンポー渓谷で死と直面しながら「月と六ペンス」を読んでいるからだけではない。「マザーズ」も「小さいおうち」も「ハーモニー」も「西行花伝」も、全て角幡さんの生き方=探検=自らの身体を自然という制御でき↓

  • ヨクト

    「空白の五マイル」著者の読書・探検エッセイ。結構角幡さんと読書好みの傾向が似ているようだ。特にコーマック・マッカーシーを挙げているあたりは流石です。しかも最後を飾ってる。ただ、ぼくには無くて、角幡さんの羨ましいところは、生への欲求という部分で、探検での経験による昇華ができていることだ。読む→体験→読む→昇華というプロセスが非常に羨ましい。極限状態の中、ただ文字に触れたいという状況で読書してみたいものだ。

  • T2y@

    極所での探検は、時に天候等により長期の待機を求められ、読書強制的状況が派生すると言う。 …が、時間潰しの読書では無い事が、纏められた書評からヒシヒシと伝わってくる。選書はネイチャー、ノンフィクションがやはり多いが、文学・私小説もセレクトされてて、振り幅が楽しかった。 まさかの『苦役列車』も。このラインナップに入っていると俄然読みたくなって来る不思議。

  • たみ

    スポンサー拒否、資金は自分で稼ぐ派の探検家:角幡唯介氏の読書感想本。ネット連載されていた「幻冬舎plus:探検家の日々ボンボン」と、個人ブログの内容を収録。16冊の感想が主ですが、約130冊の和書と、5冊の洋書の題名が出てきます(書名索引あり)。「本好きかつ旅好きな人」の著作は面白いと常日頃から感じていますが、今回で確信を深くしました。稀有な体験をした人が感想を書くとこうなっちゃうのか。中島京子氏の[小さいおうち]なんて、著者が雪崩にまきこまれた体験から始って感想に繋げてしまう離れ業。ツアンポー話も多数。

  • ふぇるけん

    探検家&ノンフィクション作家の角幡氏の書評エッセイ。本のチョイスも独特で良かったのだが、著者の読書体験を辿っていくと、なんだか人並みの生活を送っている自分が人生を浪費しているように思えてしまって困る。たぶん著者に比べると『生』の感覚が相当鈍っているんだろうなぁ。。。あと、随所に登場する奥様との駆け引きが微笑ましい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items