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覚和歌子詩集 ハルキ文庫

Wakako Kaku

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784758445450
ISBN 10 : 4758445451
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2023
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

“静けさは戻るだろう/沈黙が届ける空気のかすかなふるえ/ひそやかなものを受けとめる気持ちが/あなたを誰かに強くつなぐ”(「空への予言」より)。わたし、ことば、生きることと死ぬこと、自然、宇宙―詩作だけでなく、作詞や朗読など多彩な活動から生み出される著者の作品は、この世とあの世をいとも簡単に行き来し、軽やかに結びつける。代表詩「いつも何度でも」をはじめ、いのちを言祝ぐ珠玉の五十九編を収録。

目次 : 1(知らない町/ もうすこし あとすこし/ 水のまゆ/ ともだちはなぜ/ 十字路/ あるくあるく/ むかし ことばは/ その木々は緑/ 真夏の振り子/ 夕焼けパレード/ いのちの名前/ はたち/ Ginger Girl/ くすり指のターニャ/ 林檎/ 心の青/ フライング スプーン/ 死にそうな日の笑い方/ 葡萄の木/ 眠れる更紗/ かりん と かたつむり/ 夕焼けは星空のはじまり/ 封印のワルツ/ ピエタの椅子/ 野苺/ ひまわり/ いつも何度でも/ 風の丘/ ほしぞらと てのひらと)/ 2(空への予言/ むかしはみんなが巫子だった/ 言葉の領分/ 春は夢の上/ ありったけの夏/ 秋の質問/ ふゆはたまもの/ 羽虫/ うすみどり/ 夏の理由/ ドモ アリガト/ 実験惑星/ 走り水/ おしっこ/ ひとめぐり/ さかな/ 黒水晶の家/ 希望の双子/ このたたかいがなかったら/ このたたかいが終わったら/ からだ/ 世界は音/ 『空気の日記』より/ きみがこの詩を書いている/ アプローズ/ 美しいもの)/ 3(拝啓 陶芸家様/ ふたの裏)/ エッセイ(川上弘美)

【著者紹介】
覚和歌子 : 山梨県生まれ、千葉県育ち。詩人・シンガーソングライター。早稲田大学第一文学部卒業。大学卒業時に前衛ロックバンド「ショコラータ」の作詞でデビュー後、平原綾香、SMAP、夏川りみ、クミコ、ムーンライダーズ、沢田研二などに多く作品提供。シンガーとして、2004年自唱ソロCDアルバム『青空1号』、2010年『カルミン』、2014年『ベジタル』などをリリース(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • クプクプ

    覚和歌子さんは映画『千と千尋の神隠し』や、映画『土を喰らう十二ヵ月』の作詞を担当された方のようです。音楽に強い方のようですが、詩集は物足りなさを感じました。もう少し、文章が尖っていた方がいいように感じました。しかし「空への予言」という詩で、愛はもらうばかりではなく与えるものだ、と書かれていたのは、私に気づきをもたらしましたし「実験惑星」という詩で、自分という人間は宇宙で誰かに観察されている、という表現は、詩人としての、しっかりした感性を感じました。

  • 有理数

    世間的には、映画『千と千尋の神隠し』の主題歌「いつも何度でも」の作詞者として有名な詩人で、私もそこから名前を知り、この詩集を手に取った次第。やはり「いつも何度でも」は、元々大好きな詩だったためか、ひときわ燦然と輝いているように思えるが、他の詩もどれも美しい。人間の身体を「細胞のつぶつぶ」とか「粘膜」といった言葉で語りながら、宇宙の始まりと彼方、見上げた青空や星空といった、雄大なスケールにまで詩の輪郭が広がる。切り分けられたレイヤーではなく、全て同じ領域に、全てがある。自分がいて、きみがいる。

  • 月音

    映画館の暗闇で、涙をぬぐいながら聴いた「いつも何度でも」。物語(映像)と旋律(歌声)を取りさり文字だけになると、また違った風景が広がってゆく。生命のことほぎ、未来への夢、希望、祈りの光、甘さもヒリつく痛みも懐かしい遠い日を歌う言葉は優しく、みずみずしい。生まれたての風に出逢ったような気持ちになる。この人は、言葉に魂が宿ること、その力を信じているのだろう。“死”も彼女にとっては“終わり”ではない。「死にきる元気が出たホトケ」の一節には吹き出してしまった。⇒続

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