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保守の真髄 老酔狂で語る文明の紊乱 講談社現代新書

西部邁

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784062884556
ISBN 10 : 4062884550
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2017
Japan

Content Description

世界恐慌や世界戦争の危機が見込まれる現在、政治や文化に関する能力を国民は身につける必要がある!そして、良き保守思想の発達した国家でなければ良き軍隊をもつことはできないのである―まことの保守思想を語り尽くす、大思想家・ニシベ最期の書!

目次 : 第1章 文明に霜が下り雪が降るとき(文明と文化とのかかわり/ テクネーなきテクノロジー ほか)/ 第2章 民主主義は白魔術(「主権」は不要のみならず有害/ 議会の礎石は小さく弱い ほか)/ 第3章 貨幣は「戦さの女神」(経世済民を忘れた経済「学」/ 市場はダーンス・マカーブルの踊り場なのか ほか)/ 第4章 「シジフォス」の営みは国家においてこそ(「歴史の不可逆」をわきまえぬ者たちが「核の廃絶」を言う/ 恐怖の均衡か、国家テロルと宗派テロルの世界 ほか)

【著者紹介】
西部邁 : 1939年、北海道に生まれる。東京大学大学院経済学研究科修士課程修了。書籍や雑誌にて旺盛な執筆活動を展開している、保守派の評論家。元東京大学教養学部教授。東大教授を辞職後は秀明大学教授・学頭を歴任。テレビ番組「朝まで生テレビ!」などに出演。2017年10月まで雑誌「表現者」顧問。著書に「経済倫理学序説」(中公文庫・1983年度吉野作造賞受賞)、『生まじめな戯れ 価値相対主義との闘い』(ちくま文庫・1984年度サントリー学芸賞受賞)、『サンチョ・キホーテの旅』(新潮社・2009年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei

    著者(本書の場合術者)の訃報に触れて手に取った1冊。本書を読めば著者の遺書として読者に今までの思想のまとめを語り尽くし(私には難しい単語も多かったが)、最期の迎え方を述べて先日の訃報に繋がっていたという驚きがあった。前半は昨今の日本政治、国際情勢を術者なりに考えているところも勉強になったし私も共感するところがあったが、最後の章は哲学に入り、おそらく今後社会全体で更なる長寿社会を迎え死に方を考えていく全ての人にとって考えさせられる1冊と思う。

  • ふみあき

    刊行直後に本書を手に入れ読了したが、最初(自裁の決意と、その延期をほのめかすことで話題になった)「あとがき」を読んだ時、著者は『死生論』のころから長年、公言していた「シンプル・デス(簡便死)」の企てを放棄したんじゃないか、と不覚にも思ってしまった。だからその後、マスコミで著者の訃報に接して、心底驚いたことを覚えている。

  • ネギっ子gen

    【絶望する者の数が増えることだけが希望である。byオルテガ】『沈黙の作法』で本書を知る――。身体が儘ならぬ中、口述筆記で。2017年刊(翌年、自裁)。自らの人生を振り返り「少し狂想を帯びている」と自覚しつつ、<チェスタトンがF・ニーチェに対して言ったこと、つまり「狂気に一抹の魅力があることを認めぬわけではないが、それを認めるためにもこちとらが正気でなければならぬ」を座右の銘として生きてきた述者としては、正気が狂気と見えることこそ現代文明が紊乱の極みに近づいていることの証拠ではないかと反論したくなる>と。⇒

  • とくけんちょ

    西部さんが自裁死する前の遺言とも言える内容。理解が難しく、何回も途中断念していたが、この度、ようやく読み終えることができた。口述であることから、それぞれの内容が記憶に基づくもので、事実なのか、事実を受けての推論かがわかりにくく、あまり鵜呑みにできない印象を受けた。筆者のファンであれば、見方は変わるのであろうが。内容は、経済、軍事、死生観など多岐にわたる。六〇年安保を読んだ時ほど、快感は得られなかった。

  • さきん

    本を購入した1か月後に亡くなってしまった。大学在学時に西部邁ゼミナールという番組を見てから著作をあさり始めて読んだ。時間が許せば、プライムニュースに出ている時も視聴した。本書は、西部邁ゼミナールで議論されてことが、著者なりに整理されて列挙されている。一回読んだだけでは咀嚼できないので、何回も読み返して言っている意味を理解していきたい。今わからないのは個人主義と集団主義を4象限で説明した箇所。

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