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満洲俳句 須臾の光芒

西田もとつぐ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784909782588
ISBN 10 : 4909782583
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目次 : 第1章 桂樟蹊子の決断(桂樟蹊子と京大俳句会/ 満洲国に赴任した樟蹊子と「京大俳句会」会員の亡命 ほか)/ 第2章 韃靼俳句会の光と翳(俳誌「韃靼」/ 佐々木有風と桂樟蹊子 ほか)/ 第3章 キメラの国の俳句―中国東北部(旧満洲国)俳句史序論(今、なぜ満洲俳句史なのか/ 満洲の日本人 ほか)/ 第4章 満洲俳句ことはじめ―正岡子規と安西冬衛(子規の「陣中日記」/ 子規の句碑のミステリー ほか)/ 第5章 山口誓子満洲の曠野を飛ぶ―句集『黄旗』の世界(新興俳句の旗手/ 句集『黄旗』 ほか)

【著者紹介】
西田もとつぐ : 1934年兵庫県西宮市生まれ。甲陽学院中学校・高等学校を経て、早稲田大学教育学部社会科卒業。芦屋大学附属高等学校社会科教諭を40年間勤める。俳句は中学時代、国語科村上千秋氏に手ほどきを受け、高校時代に学友と「甲陽学院あかね俳句会」を結成。高校卒業後、長い中断を経て石田波郷没後の「鶴」「万蕾」に参加。二、三の俳誌を経て、「船団」「雲の峰」「ににん」に参加。大阪俳句史研究会監事、芦屋ユネスコ協会常任理事などを歴任。俳人協会会員。「「京大俳句」を読む会」代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Nick Carraway

    「満洲国」に入り込んだ日本の俳人たちが、日本本土での句作の延長としての句作を展開していく。つまり、異国で異国の風景や風俗を「意欲的に」描く俳句は、俳句を作る場が大陸東北部に移動したに過ぎないのではないか。西田もとつぐは、基礎的な仕事として、その満洲で作られた句群の歴史を辿り、叙述する。この俳句史は基礎的資料となろう。その次には、その俳句の表現レベルでの検討が必要となってくる。そして、その史的位置付けも。

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