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理論疫学者・西浦博の挑戦-新型コロナからいのちを守れ!

西浦博

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784120053597
ISBN 10 : 4120053598
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

厚生労働省クラスター対策班「8割おじさん」の真実。未知のウイルスとの闘い、サイエンス・コミュニケーションへの挑戦、政治家・官僚との葛藤まで、本音で語る!「科学者の社会的使命とは何か?」自らに問いながら走り抜いた半年間の記録。

目次 : 第1章 はじまりの時(ダイヤモンド・プリンセス部屋にて/ クラスター対策班ができた!/ クラスターの共通項を探る「3密」の誕生)/ 第2章 クラスターを追え!(北海道が危ない!/ オーバーシュートの危機が迫りくる―コミュニケーション問題の始まり/ 東京、大阪、そして夜間の休業要請へ)/ 第3章 緊急事態と科学コミュニケーション(病院クラスターが止まらない/ 緊急事態宣言の舞台裏で、科学コミュニケーションの場が準備される/ 8割と42万人/ ニコニコ生放送で実行再生算数ナイト/ 「経済の専門家はいないんですよ」と尾身先生は言う〜経済と科学の二項対立/ 専門家会議が卒論を書いた〜科学者から政治家へのフィードバック)/ 終章 ひとときの平穏の中で(日常が戻ってくる、移動が再開する/ 国境があぶない、再び/ 「接触削減は必要なかった論」が台頭する/ えぐいくらいの研究を)/ 対談 新たな波に立ち向かうために―西浦博×川端裕人

【著者紹介】
西浦博 : 1977年大阪府生まれ。宮崎医科大学医学部卒業、広島大学大学院医歯薬総合研究科修了(保健学博士)。ロンドン大学、チュービンゲン大学、ユトレヒト大学、香港大学で専門研究と教育を経験。2020年8月より京都大学大学院医学研究科教授。専門は感染症数理モデルを利用した流行データの分析。厚生労働省新型コロナウイルスクラスター対策班で流行データ分析に取り組んだ

川端裕人 : 1964年兵庫県生まれ。東京大学教養学部卒業。『我々はなぜ我々だけなのか』(科学ジャーナリスト賞、講談社科学出版賞)など、著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ゆいまある

    疫学者であり、唯一の数理モデルの使い手である筆者の、新型コロナ第一波からGW明けまでのドキュメンタリー。読んでいる間ずっと胸が痛かった。誰も経験したことが無い新興感染症。何を言おうと叩かれることが分かっている仕事に敢えて挑む。挙句、政治家にうまく責任を押し付けられてしまったり、正しい数字を厚労省が伝えてくれなかったりと泣きたいような日々が続く。それでも折れないメンタルの強さに驚愕。今後、経済や社会保障の専門家も加えて、政治家が優秀な研究者とうまく協調して欲しい。そして矢面には是非政治家が立って欲しい。

  • えちぜんや よーた

    この本を読むとダイヤモンド・プリンセス号とコロナ第一波における、日本政府の感染症対応に関する印象が変わった。当初、厚労省は「現場軽視・科学無視」の姿勢かと思ったが、完璧ではないにせよ科学者の主張や科学的なエビデンスがコロナ拡散防止に多大な貢献をしていたように思う。マスコミが切り出した一部だけを見て物事を判断することは、人間の命を脅かしかねない軽挙であることが分かる一冊。

  • (C17H26O4)

    普段この手の本をあまり読まないし、読んでも登録はしないのだけれど、おりしも今日、緊急事態宣言が再び出されるので登録。西浦教授の今後の東京都の感染者数の推移のシミュレーションも2、3日前にニュースにあがっていましたよね。一昨年の暮れから昨年の秋にかけての専門家たちのやってこられたこと、熱意、焦りやジレンマ、政府との折衝や交渉の難しさが非常によく伝わってきた。自分の日常の行動や感染対策について、マスコミや政権に対してわたしなりに思うこと考えることは多々ありますが、それは省略。今読んでとてもよかったと思う。

  • ナミのママ

    未知なるものが日本を侵食し、そのスピードを予測しつつ、どうなるのか?どうしたら防げるのか?その判断の大きな部分を任された人。賞賛されたり、叩かれたり。殺害予告を受け、警察に護衛されながら移動する日々。怒涛の日々を振り返り、これからの課題を洗い出し、先に繋げる。8割の接触制限がなかったらどうなっていたのだろう。…さらっと書いてあるが、尾身さんがアベノマスクにブチ切れたところは拡散したくなる。

  • 活字の旅遊人

    2020年12月の出版。西浦博先生を始めとする専門家会議が、かなり苦労されていたことが分かる本。数理モデルを本格的に使える最初の日本人かもしれない。だからこそ、40代半ばで京大教授にまで行ける。それにしても、日本の政治家の責任回避的な言動と、マスコミのミスリードが嘆かわしい。マスコミに関しては、村中璃子氏も書いていた。が、村中氏とは立場が大きく異なる西浦氏には、取材をきっぱり断ることなども難しい訳だ。かといって言論統制は望ましくない訳だから、質の高さや倫理感が問題だという話になる。でもこれは更に曖昧だと。

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