韓国映画・ドラマ わたしたちのおしゃべりの記録2014〜2020

西森路代

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909646378
ISBN 10 : 490964637X
フォーマット
出版社
発行年月
2021年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
284p;19

内容詳細

国際情勢、家族観、フェミニズム…。激変する社会を映し出す韓国映画・ドラマの世界を、女ふたりでしゃべりつくしました。ウェブ媒体や雑誌でのテキストに新録分を追加した対談&評論集。変化と進化の記録。

目次 : 1 二〇二〇年日本公開の二作品『パラサイト 半地下の家族』と『はちどり』/ 2 二〇一〇年代の韓国映画(対談、評論)(社会学的視点で語る韓国映画の世界〜雑多な要素、強靱な土台、社会問題のエンタメ化など/ 「アイドルを消費する」日本に、『マッドマックス』が投下したもの/ 恋愛関係でなくても男女は協力できる「当たり前」を描いた『マッドマックス』が賞賛される皮肉/ 「ファンタジー」としての勧善懲悪 誰でも楽しめる痛快アクション―映画『ベテラン』/ 『ベテラン』とその後のアクション映画に描かれる「敵」とは ほか)/ 3 変わりゆく韓国ドラマ〜世界のトレンドや日本との比較など/ 4 韓国映画のこれから〜女性監督の躍進とヒット映画にみる時代の気分

【著者紹介】
西森路代 : 1972年、愛媛県生まれのライター。大学卒業後は地元テレビ局に勤め、30歳で上京。東京では派遣社員や編集プロダクション勤務、ラジオディレクターなどを経てフリーランスに。香港、台湾、韓国、日本のエンターテインメントについて執筆している。数々のドラマ評などを執筆していた実績から、2016年から4年間、ギャラクシー賞の委員を務めた

ハン・トンヒョン : 韓東賢。1968年、東京生まれ。日本映画大学准教授(社会学)。専門はネイションとエスニシティ、マイノリティ・マジョリティの関係やアイデンティティ、差別の問題など。主なフィールドは在日コリアンを中心とした日本の多文化状況(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • azukinako さん

    6月はひたすらNetflixで韓ドラをみていて、なんとなく感じていたこと、モヤモヤが言語化された感。ドラマのエンディングの傾向の変化とか内容の変化が韓国ドラマのターゲットが配信という形で一気にグローバルになったことと関係しているとか。映画が作られた年と当時の韓国の政治状況との関係性とか。光州事件を扱った映画でも時代によって描き方が違うとか。このおしゃべりはめちゃくちゃ楽しいし、ためになる。見逃した作品をリストにしてるから、これからガンガンみるぞ。

  • 二人娘の父 さん

    コロナ禍で唯一自分にとってプラスとなったものと言えば、韓国映画やドラマ、小説などに触れるきっかけをもらったこと。自宅待機の際にネットフリックスで新しい世界を知った私は現在も韓国文化にドハマり中である。さらにそこからフェミニズムを「知った」という点でも、対談で語られる典型的な人間だと思う。「はちどり」と「パラサイト」を並べて語るなんて、そもそも発想がなかったのだ私には。とても気になったのはハンさんが「韓国人は疲れている」と連発すること。ドラマや映画ではとてもそう思えないのだが、肌感覚としての実感なのだろう。

  • みなみ さん

    西森さんのTwitterをフォローしているので出た時に買ったんだけどちょっと積んでしまった。韓国映画のヒット作について、また日本のメディア作品も取り上げる対談本(他にも作品解説があり)フェミニズムやジェンダー面からの切り口や、韓国の社会情勢や時代の空気もあり、興味深い内容。対談に出てくる映画をそこそこ見ていたので良かった。対談に取り上げられた映画では「はちどり」を見てみたい。ハン・トンヒョンさんのパラサイトについての論が面白かった。そういう捉え方をするのか!という感動。

  • jamko さん

    未見の映画の話題は避けつつ、しかし面白すぎてあっという間に読了!そうそうそれそれ!ってぼんやり感じてたことが言語化されて本になって読めるのがすごく嬉しい。西森さんが何度も渡辺あやの『ワンダーウォール』を引き合いに出してるけどすごく良くわかる。ワンダーウォール以降、国を問わず、これはワンダーウォールと同じだ!って見て思う作品がたくさんあった。ワンダーウォールにはそれだけの強度の普遍性があるんだと思う。

  • せしる さん

    2014年〜2020年までの韓国ドラマ、映画についての対談記録。考察がいちいち面白く興味深かった。文中ポリコレと何度か出てくるがやはり振り返ってみた記述によると当時は浸透していなかった概念、言葉をすでに話題にしていたそう。とにかく、お嬢さんを見直すのと日本のドラマをチェックし直そう。

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