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首取物語 徳間文庫

西條奈加

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784198949716
ISBN 10 : 4198949719
Format
Books
Release Date
October/2024
Japan

Content Description

少年は空腹に耐えかね、目の前にいた男の握り飯を奪い、追いかけられていた。その行為が何度も繰り返されていることに気づくが、抗えない。ある時、首だけで生きている男と出会う。彼は少年と同じく過去の記憶を無くしていた。侍だったということ以外は。記憶を取り戻すべく、旅をする二人だが、不思議な事態に見舞われて…。二人の過去に何があったのか?旅の果てに待つのは?過去の罪が引き起こす愛おしくも哀しい物語。

【著者紹介】
西條奈加 : 北海道生まれ。2005年、『金春屋ゴメス』で、第17回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。『涅槃の雪』で第18回中山義秀文学賞、『まるまるの毬』で第36回吉川英治文学新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • きょうりゅう🦕

    記憶をなくしたトサとオビトがともに旅をする中で不思議な国に迷い込みながら、それぞれの過去とお互いの繋がりを知っていく。「碧青の国」が特に好きだった。トサとオビトのやり取りに癒される場面もありつつ、個人的には全体に苦しい気持ちでいる時間の長い読書となってしまった。千年鬼と同じく、今後トサができるだけ苦しい思いをしないよう、ただ祈る。

  • DONA

    よく見るとなかなか怖い表紙絵ですね。中身はずっしり重め。生きるとは、正義とは、色々なことを考えさせられました。結局彼らはどうなっていくんだろう?終わりのない旅もいつかは終わりがくるのか?

  • 播州(markU)

    少年トサと、首だけの侍オビトの珍道中。なんだかんだいいつつお互い信頼しあう二人にほっこり。やり取りが小気味よくていいよね。オビトの喝がトサを止めたのも、トサの粗暴さも最終盤でしっかり明かされる。二人のねじくれてもつれ合った因果の糸も絆という形で再び紡がれる。二人の新しい旅路に幸あれ!

  • coldsurgeon

    人は、自らの正義をかざして、不正を、悪を、懲らしめようとする。それを受け止める側にとって、その正義そのものが、悪かもしれない。怨念の連鎖と言えるかもしれないが、それを断ち切ることは、なかなか難しい。自然災害さえも、それが生じる側からすれば、災害ではない、ひとつの自然現象のだろう。このファンタジーを読み終えて、生きづらさは、自らの心の中にあるものにより、生じるのかもしれないと思う。

  • ton

    ファンタジーなのかなと気楽に読み始めたけれど、オビトとトサが出会った経緯が明らかになった時は何とも酷くて辛かった。そして二人に希望があるような切ないようなラスト。 西條奈加さんこれからも読み続けたい作家さんの一人です。

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