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高等学校 数学科 探究ベースの数学授業づくり -生徒に残る学びの実現を目指して-

西村圭一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784491057392
ISBN 10 : 4491057397
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

これまでの教える数学から、生徒が創る数学へ

本書の概要
本書は、生徒が問いを立て、考え対話しながら、主体的に数学を創り出す「探究ベースの授業」を、理論と実践の両面から徹底解説します。
「生徒が高校数学を探究するのは難しい‥‥」「解き方や知識を教えるだけで時間がいっぱい‥‥」という声は多いです。しかし、数学の本質にふれ、主体的に数学を創る授業を行うことができれば、生きて働き続ける資質・能力としての知識の定着をはやめ、深めることにつながります。
「なぜそうなるのか?」「どういう原理なのか」、数学を探究する生徒の姿が見たい、すべての数学教師の手に取ってほしい1冊です。

本書からわかること
「探究ベースの数学授業」とは?

本書では、数学の授業における「探究」とは、生徒が自ら問いを見いだし、自身の興味・関心に基づいて数学的な考察を進める、主体的な姿を指します。それに対して、「探究ベースの授業」とは、そのための資質・能力等を身に付けるために、生徒が数学的な見方・考え方を働かせ、既習をもとにしながら、生徒にとっての新たな概念や方法を創り出すプロセスを重視する授業を指します。
つまり、本書の「探究ベースの数学授業」は、生徒たちが数学的活動を実現し続けることができるよう、数学の学び方を学ぶことを目指しています。
そこで、探究ベースの数学授業をつくるには、生徒たちは、教科書に載っている知識をそのまま受け取るだけでなく、自らが新たな概念や方法を創り出すプロセスが必要となるのですが、では、この「生徒たちが主体的に数学を創るプロセス」はどのようにすれば実現できるのでしょうか? 本書では、探究ベースの授業デザインに必要な理論を、具体的な授業場面をふまえ解説してゆき、実践との橋渡しを試みています。

数学I〜IIIまで、10の授業実践例!

本書では、上記の3つの視座を含んだ、10の実践例を具体的に紹介しています。探究ベースの数学授業の展開は、以下の4つの段階からなります。

豪華編著者陣による実践解説では、活動の工夫の特長、押さえたいポイントが述べられ、明日の実践に取り入れるための、新たな気づきが得られることでしょう。

こんな先生におすすめ
・探究ベースの数学授業づくりに挑戦したいが、どう始めればよいのかわからない先生
・二次関数、微分法、数列などの授業で、生徒の主体的な学びを引き出したい先生
・数学の概念的理解を通じて、生徒自らが定理を導くなど、深い学びの実現をめざしたい先生

【著者紹介】
西村圭一 : 東京学芸大学大学院教育学研究科 教授。東京都立高等学校、東京学芸大学附属大泉中学校、同国際中等教育学校教諭、国立教育政策研究所教育課程研究センター総括研究官を経て、2011年より東京学芸大学准教授、2016年より同教授、2019年より現職。また、2021年より東京学芸大学・高校探究プロジェクトリーダー。博士(教育学)

長尾篤志 : 東京学芸大学先端教育人材育成推進機構 特命教授。広島県立高等学校、広島大学附属中・高等学校教諭、国立教育政策研究所教育課程研究センター教育課程調査官、文部科学省視学官、主任視学官を経て、2022年より現職、また、東京学芸大学・高校探究プロジェクト特別顧問

小林廉 : 国立教育政策研究所教育課程研究センター 教育課程調査官。国立教育政策研究所教育課程研究センター専門職(非常勤)、東京学芸大学附属国際中等教育学校教諭を経て、2022年より現職。博士(教育学)

成田慎之介 : 東京学芸大学大学院教育学研究科 准教授。東京学芸大学附属国際中等教育学校教諭を経て、2017年より東京学芸大学講師、2021年より現職。博士(教育学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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