寝台急行「天の川」殺人事件 文春文庫

西村京太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784167454029
ISBN 10 : 4167454025
フォーマット
出版社
発行年月
1988年06月
日本
追加情報
:
16cm,235p

内容詳細

芦花公園の近くでジョギング中のルポライターが殺された。数日後、今度はその恋人が車にはねられた。さらに横浜で若い女性の白骨体が発見された。三つの事件は明らかにつながっていた。十津川警部は事件を解くカギはルポライターがワープロで書いた消えゆく寝台列車同乗ルポにあると推理したが、神奈川県警の見解は違っていた。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 夢追人009 さん

    十津川警部シリーズの定番のシチュエーションと言えば、地方で起きた殺人事件の被害者が東京の人間なので地元警察との合同捜査という形になって互いに協力しながら事件解決を目指すという自然な流れですが、今回は著者がきっと唯一と言っていいかも知れない気がする他県警と対立する困難な状況を演出されましたね。本当に常套的なストーリーだけでは満足せずに敢えて困難な道に挑む著者の姿勢には真剣に尊敬の念を抱かされますね。列車の特徴をミステリーの手掛かりにしてみせる趣向は著者が鉄道推理の達人であると肯ける天晴れなお見事さでしたね。

  • クロ さん

    32年も前の作品だと、ずいぶん時代の移り変わりを感じるな。ケータイもパソコンもなく、やっとワープロが登場してきた頃の話。人を殺した後に造成地に死体を埋め、直後にその上に家が建ったのに、半年もたたないうちに今度はその家を売り、買った方がマンションを建てるために家を取り壊して地下を掘ったら死体が出てきたという設定に、最初は違和感を覚えたのだが、この頃はバブル真っ只中。地上げが横行していてこういうことはよくあったのだ。今も変わらないのは、東京警視庁と神奈川県警の縄張り意識だろうか。

  • あかつや さん

    十津川さん家の直子夫人のジョギング仲間であるルポライターがある朝毒殺され、その数日後には彼の恋人もひき逃げにあい意識不明。さらにその後横浜で発見された若い女性の白骨死体。3つの事件の影に寝台急行「天の川」が、っていうおなじみ鉄道絡みのミステリー。ただ今回のは事件そのものの難しさだけでなく、警察組織ならではの大きな壁が立ちはだかる。その壁とは、天下に名を馳せるあの神奈川県警。あーもうだめだ、神奈川県警が出てきちゃったらいかに十津川警部と言えど迷宮入り必至だーと心配したけど、さすが十津川警部、やってくれるぜ。

  • fumikaze さん

    昭和60年(1985)の作品。パソコンどころかワープロもまだ一般には普及していない時代、この犯人も相手を陥れる為にわざわざ秋葉原でまでワープロ(当時のお金で12~3万)を買いに行っている。懐かしい時代だ。西村京太郎の作品は昔は毛嫌いしていたのに最近は読みやすく感じる。一種の時代劇のような安心感があるからだろうか。

  • 雨巫女 さん

    殺しを隠す為にまた殺人をするなんて!話は変わりますが、直子さんにはたまに登場してほしい。

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人物・団体紹介

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西村京太郎

1930年、東京生まれ。数々の職業を経て、創作活動に。63年「歪んだ朝」でオール讀物推理小説新人賞、65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞、81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞など各賞を受賞したミステリの巨人。国民的名探偵十津川警部の活躍を描くシリーズでは、第四回吉川英治文庫賞を受賞した。202

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