Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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• rbyawa

  読了日：2014/12/06

  ｅ３４０、文字の大きな絵本のスタイルでもともと子ども向けの本を書いている著者氏、明治期の研究者、イラストレーターさんの連名。正直そのせいなのか簡単な記述のわりには範囲が広く、詳しく踏み込んではいないものの「なぜ」「どうなったか」を語っているので文章そのものは短くても興味を持って読めるんじゃないのかな。自分で読む気まではないものの、これを歴史の入り口にするのは歓迎したい、倒幕、王政復古の大号令、岩倉具視使節団、征韓論争と。それと版籍奉還・廃藩置県、地租改正による地券の発行、殖産興業が別ページなのもいいよな。

• ビシャカナ

  読了日：2025/04/14

  複雑な内情の薩摩藩で藩主と精忠組の対立とそれを取り持ち出世する大久保利通。維新後は廃藩置県や岩倉使節団など政府の中枢に至る。やがて竹馬の友である西郷隆盛と対立しても西南戦争を戦い抜いて、政府の頂点で独裁者と呼ばれても、近代化のため殖産興業を尽くすが志半ばで暗殺される。大久保利通の極貧の生い立ち注目しているのは児童向けのに親近感を持たせる解説だろうが、功績や思考の解説は今一歩か。それにしても大久保利通の私利私欲のない無私の精神は今の政治に欠けているものだ

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