ラフカディオ・ハーンの耳、語る女たち 声のざわめき

西成彦

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784903127354
ISBN 10 : 4903127354
フォーマット
出版社
発行年月
2024年09月
日本
追加情報
:
400p;19

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読書メーターレビュー

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  • 瀬希瑞 世季子 さん

    著者のこれまでのハーン論を加筆修正して再録した著者のハーン論の集大成となる一冊。ハーンとはまず「耳」の人であり、その稀有な聴覚を持って「声のざわめき」を聴き取り、身体で近代化の渦中にある日本を感じ取った。雑音として抑圧されてしまう音に敢えて耳を傾け、耳本来の受動性にすべてをゆだねたハーンだからこそ、「女の記憶」を「男の図書館」に媒介する役割を果たすことや、「生者の群れ」と「死者の群れ」のざわめきの狭間で引き裂かれる「耳なし芳一」の物語を書くことを可能にしたのだ。

  • 湯豆腐 さん

    比較文学研究者によるハーンに関する論考集。発表年が1990年代から2020年代までバラバラなので、特に後半はテーマに統一を欠く印象を受けた。それでも、ハーンについては『怪談』のイメージしかなかったので、来日以前のアメリカ南部やマルチニーク島での活動や、熊本・神戸時代のジャーナリストとしての面などを知れて面白かった。死後蚊に生まれ変わることを「食血餓鬼」と表現するのは、ヴァンパイアの訳語として「吸血鬼」よりかっこいい。「耳なし芳一は三角関係の物語である」には、私もそう思ってたよとうなずいてしまった。

  • takao さん

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人物・団体紹介

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西成彦

1955年岡山県生まれ。兵庫県出身。東京大学大学院人文科学研究科比較文学比較文化博士課程中退。熊本大学文学部助教授、立命館大学文学部教授、同大学院先端総合学術研究科教授などを歴任。立命館大学名誉教授。専攻はポーランド文学、比較文学、異文化接触論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたもの

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