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法隆寺 世界最古の木造建築

西岡常一

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784794217516
ISBN 10 : 479421751X
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2010
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

法隆寺の解体修理にあたった棟梁と、建築史家と、建築科の出であるイラストレーターの3人が協力して、法隆寺がどのようにして建てられたかを初めて解き明かす。日本建築についても基本的な理解が得られる1冊。

【著者紹介】
西岡常一 : 1908年奈良県に生まれる。1995年没。西岡家は、鎌倉時代にはじまる法隆寺四大工の一人、多聞棟梁家につながる宮大工の家柄。明治のはじめ祖父常吉氏の代に法隆寺大工棟梁を預かる。常一氏は幼少より祖父常吉氏から宮大工の伝統技術を教え込まれ、1934年に法隆寺棟梁となる。20年間にわたった法隆寺昭和大修理で、古代の工人の技量の深さ、工法の巧みさに驚嘆したという。法隆寺金堂、法隆寺三重塔、薬師寺金堂、薬師寺西塔などの復興の棟梁として手腕をふるった

宮上茂隆 : 1940年東京に生まれる。1998年没。東京大学工学部建築学科卒業。論文「薬師寺伽藍之研究」で工学博士号を取得。1980年、竹林舎建築研究所を開設。日本建築の歴史研究と復元設計に専念した。歴史研究では古代寺院建築、中世住宅建築、近世城郭建築、数寄屋と茶室など幅広く、建築設計では国泰寺三重塔(富山県)掛川城天守(静岡県)大洲城天守(愛媛県)などがある

穂積和夫 : 1930年東京に生まれる。東北大学工学部建築学科卒業。長沢節氏に師事して絵を学ぶ。松田平田設計事務所をへてイラストレーターに。アイビーファッションのイラストなど、おもにファッションや自動車などの分野で活躍してきたが、現在では日本の歴史的な建造物や街並み、歴史風俗などを描くことに意欲的に取り組んでいる。昭和女子大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • gtn

    世界最古の木造建造物法隆寺。工法にも人智が尽くされている。当時の道具が紹介されており、墨壺や曲尺、建物の水平を求める水がかりが当時から使用されていたことに驚く。左官屋の息子だから知っているが、それらは現在でも必須アイテム。それから、天井裏に残された二百数十にも及び似顔絵等のいたずら書き。作業も権力による強制ならば、こんな余裕も生まれまい。

  • Shoji

    法隆寺建立の意味や歴史的背景に始まり、金堂と五重塔の構造メカニズムを解説。 専門用語が多く出てくるが、穂積和夫さんのわかりやすいイラストのおかげですんなり理解できた。 余談であるが、僕にとって穂積和夫さんは、70年代から80年代にかけてのアイビーファッション誌での先生であったのだ。 時代は流れていくものなり。

  • koji

    再興された法隆寺建立から1300年以上。法隆寺を法隆寺たらしめているものは何か。あとがきの西岡常一さんの言葉を借りながら私なりに纏めると、「地山の良質の粘土による良質の瓦、低温長時間熟成の鉄クギ、樹齢千年の良質のヒノキをふんだんに用いた平行垂木による切妻屋根等、『恵まれた日本の自然と中国の技法を発展させた日本人の技』と『土に木に石になりきる日本人の仕事への心構え』の結晶」と思いました。本書は、金堂、五重塔等建築物が作られていく過程を丹念に追い、今に繋がる日本のDNAを感じさせる抜群に読み応えのある書物です

  • 絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

    世界最古の木造建築である法隆寺。漢字にルビがふってあったりするので子ども向けなんでしょうが、内容は大人向け。時代背景と共に細かく描かれた絵で詳しく説明されています。

  • エリナ松岡

    大版に絵本ぽい絵と漢字に振ってあるルビを見ると、いかにも子供向けの本なんですが、どう考えても大人向けです。レベル高いです。将来建築家になるような子供であれば、何てことはないのかもしれませんが… 読むの大変なだけあって勉強になりましたし、法隆寺にも親近感が湧いてきました。

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