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遠い日の幻影 西尾幹二ベストエッセイ集

西尾幹二

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784336078025
ISBN 10 : 4336078025
Format
Books
Publisher
Release Date
October/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

西尾幹二が遺した珠玉のエッセイ。
「暮しのつれづれに」
「私の本棚から」
「ドイツで考えたこと」
「先人たち、友人たち」
「日本および日本人について」
「ニーチェをめぐって」
にテーマを絞り、その時々の追憶を辿る。

【目次】
まえがきーー エッセイに残された「心」について 工藤美代子

1 暮しのつれづれに
人間の卑小化/実践家の方法/親の愛、これに勝る教師はなし/不惑考─ 私が四十歳の頃/「僕は猫の『クリ』である」(抄)/遠い日の幻影/野口村の思い出/婚礼と弔い/断念について/水のかき消える滝/香典の功徳/私の墓/長寿について

2 私の本棚から 
「雙面~」脱退の記/私の読書遍歴/大岡昇平全集の刊行にふれて/無心/通と野暮/権力/言葉と朗読/手製の海賊版/私が出会った本/ドイツ文学を選んだこと/戦争直後に日本の戦争を擁護したあるアメリカ要人/便利すぎる歴史観─ 司馬遼??太郎と小田実

3 ドイツで考えたこと
ロルフ・ホッホフート『神の代理人』/マダム・バタフライという象徴/ヨーロッパの老人たち/ドイツで会ったアジア人/国境について/変化したヨーロッパの位置と日本の学問/ドイツの終戦記念日

4 先人たち、友人たち 
田中美知太郎氏の社会批評の一例/田中美知太郎先生の思い出/一度だけの思い出/手塚富雄/柏原兵三の文学碑/現実を動かした強靱な精神─ 福田恆存氏を悼む/愛国者の死─ 孤軍奮闘した坂本多加雄氏の急逝/高井有一さんの福田恆存論/我が好敵手への別れの言葉

5 日本および日本人について 
私の保守主義観/知性過信の弊/民主教育への疑問/生徒の自主性は育てるべきものか/歴史への畏れ/私の文化観/教養の錯覚/保守停滞の兆し/日本人と時間/「国際化」などという言葉は使うなかれ/そもそも外国の正義と善意を信じてよいのか/既存の秩序覆す必要/道徳的責任と政治的責任/占領軍の呪文

6 ニーチェをめぐって 
古代の獲得/知行合一/歴史の死/行為と観照/歴史と文学/予言者の悲劇/人間ニーチェをつかまえる/知的節度ということ─ サント・ブーヴとゲーテの智恵/ショーペンハウアーの現代性/氷上英廣『ニーチェの顔』/フロイトとニーチェの出発点/ショーペンハウアーとヨーロッパの世紀末

暗夜の一灯ーー跋に代えて 加藤康男

【著者紹介】
西尾幹二 : 1935‐2024年、東京生まれ。東京大学大学院修士課程修了。文学博士。電気通信大学名誉教授

加藤康男 : 1941年、東京生まれ。早稲田大学政治経済学部中退。出版社勤務のかたわら、著作活動に携わる。主な著書に、『謎解き「張作霖爆殺事件」』(PHP新書、山本七平賞奨励賞)などがある

工藤美代子 : 1950年、東京生まれ。チェコのカレル大学を経て、カナダのコロンビア・カレッジを卒業し、1982年に帰国する。主な著書に、『工藤写真館の昭和』(講談社文庫、講談社ノンフィクション賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • みんな本や雑誌が大好き!?

    昨年11月1日に亡くなった西尾幹二さん(享年89)が遺した珠玉のエッセイを、加藤康男氏&工藤美代子氏が編纂した形の一冊です。親と共に疎開していた日々の想い出やミュンヘンに留学していた時の体験、教科書改善運動の同志(坂本多加雄さんなど)の急死の衝撃や自分のお墓を求めての日々など、読んだ記憶のあるものから、初めて読んだものなど、西尾節を懐かしく思いながら読了しました。

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