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神と向かい合った作曲家たち ミサ曲とレクイエムの近代史 1745-1945

西原稔

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784276130357
ISBN 10 : 4276130352
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2022
Japan

Content Description

本書は、創作をとおして普遍的な世界に向き合う作曲家の知られざる内面に肉薄し、日本では耳にすることがまだ極めて少ないミサ曲やレクイエムに光を当てる。特に、20世紀前半の両大戦に際して作曲された、知られざるミサ曲・レクイエムの数々は本書独自。ナチス政権下のドイツでミサ曲・レクイエムを作曲した作曲家について述べられるのはおそらく日本初で、最大のポイント。またコラムは、そこだけ読んでも社会や宗教と音楽との関係を深掘りできる充実の内容となっている。合唱愛好家がレパートリーを増やすだけでなく、音楽・芸術史(愛好)家が近現代史を見つめなおすのにも役立つ1冊。
本書では、ミサ曲・レクイエムをひとつのまとまりと捉え、近代以降に焦点を絞って記述する。遠い時代のことではなく、現代により近い時代を生きた作曲家たちが、戦争で命を失っていく存在のために作品を書いたことに、多くの読者が共感を寄せるだろう。

【著者紹介】
西原稔 : 山形県生まれ。東京藝術大学大学院博士課程満期退学。現在、桐朋学園大学名誉教授、同大学特別招聘教授。18、19世紀を主対象に音楽社会史や音楽思想史を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • hr

    図書館本。大作であることに疑いようはないが、カトリック、プロテスタントについての説明がほぼ見つけられないのはどういうことなのだろう。「神と向かい合った」と言いながら、各作曲家の宗教的な立ち位置に触れられている箇所が殆どない。 J.S.バッハ自身はプロテスタントだが、どういった宗教的心情で「ミサ曲ロ短調」を手がけたのか。ブラームス自身もプロテスタントだが、そのことが「ドイツ・レクイエム」のテキスト選定に影響を与えてはいないのか。単なる曲紹介なら、こんなタイトルを据える必要はない。

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