まく子 福音館文庫

西加奈子

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784834084436
ISBN 10 : 4834084434
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
追加情報
:
253p;17

内容詳細

小さな温泉街に住む小学五年生の「ぼく」は、子どもと大人の狭間にいた。ぼくは、猛スピードで「大人」になっていく女子たちが恐ろしかった。そして、否応なしに変わっていく自分の身体に抗おうとしていた。そんなとき、コズエがやってきたのだ。コズエはとても変だけれど、とてもきれいで、何かになろうとしていなくて、そのままできちんと足りている、そんな感じがした。そして、コズエは「まく」ことが大好きだった。小石、木の実、ホースから流れ出る水、なんだってまきちらした。そして彼女には、秘密があった。彼女の口からその秘密が語られるとき、私たちは思いもかけない大きな優しさに包まれる。信じること、与えること、受け入れること、変わっていくこと、そして死ぬこと……。この世界が、そしてそこで生きる人たちが、きっとずっと愛おしくなる。西加奈子、直木賞受賞後初の書き下ろしを文庫化。究極のボーイ・ミーツ・ガールにして、誰しもに訪れる「奇跡」の物語。

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読書メーターレビュー

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  • sea&pink(しーぴん) さん

    大人になるのは汚くて怖い。作ったものが破壊されるのは悲しい。粒は綺麗なまま、ずっと綺麗な形のままならいいのに、どうしてもバラバラになって散らかっていく。でもずっと変化しない綺麗な粒でできたコズエは、粒をまき散らすのが大好き。粒が必ず落ちていくから楽しいんだって。粒は人と交換されそして朽ちていき、それでも永遠に残るものを慧は知る。

  • Junichi Yamaguchi さん

    『人間が永遠を作ったのかもしれない』… きっと、使い古されたテーマなのかもしれない。 鎖国化されている町に舞い降りた、かぐや姫といったところかな⁈ しかし、一筋縄ではいかせないのが、加奈子さん。 彼女が振り撒くスパイスが味も香りも初めて出会ったテーマのように感じさせる。タイトルの意味にもまた、痺れる。。

  • ピロ麻呂 さん

    形あるもの全て、いずれ滅びゆく。人はみな死に向かって生きていく。それは自然の摂理。でも私たちは「粒」の集合体。死んでバラバラになってもまた「粒」が集まって新しい人となる。結局、子供も年寄りも、男も女も、美しい人もブサイクも同じ「粒」でできているんやよなぁ。みんなが「粒」で形づくられた仲間だと認識すれば、いがみ合ったり、いじめや虐待なんてなくなるんじゃないかな。

  • HMax さん

    「永遠に続かないから、きっと素敵なんだよ。」まく子ことコズエも美少女がぽっちゃり少女へ。自分も大人の仲間入り。鄙びた温泉町の雰囲気がぴったり。温泉はまだまだ出るのに町がなくなってしまうんじゃないか?と心配になりそうな雰囲気。温泉街の裏通りにある古いハイツや冬には寒いだろうなという家、宇宙からの避難民が来ていたんだね。自分が子供の時のことを考えると、父親と比べたことなんかなかったけどなあ、そんなにオエッていうこともなかったし。

  • panashe さん

    西加奈子さんの作品は多く読んではいないが、このテイストはいつもの西さんなのかな? SF、ファンタジー、どう捉えたら良いのやら?と思いつつ、その点に執着するのではなく、小5の僕が大人になっていく身体と心の変化、その過程がテーマなのだろう。私自身子供の頃「大人になったら子供の頃のこの気持ちは忘れちゃうのかな、嫌だな・・・」と思った記憶が蘇ってきた。先日、映画公開前に原作者西加奈子さんと鶴岡慧子監督のお話を聞いて、どんな映画になったのかとても興味が湧いた。映画も見てみたい。

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