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拝啓マッカ-サ-元帥様 占領下の日本人の手紙

袖井林二郎

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784006030612
ISBN 10 : 4006030614
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2002
Japan

Content Description

国家総力戦から一転、敗戦そして軍事占領…。敗北に直面した国民はそれらをどのように受け止めたのか。連合軍総司令官として君臨したマッカーサーにあて全国から送られた手紙は約五〇万通。政治家から小学生まで、あらゆる立場の日本人が書き綴ったこの膨大な時代の証言から、敗戦直後の日本人の心性と、戦後日本の出発点の特質を照射する。

目次 : 身をすり寄せて/ 人々は招く/ 敢えてもの申す/ 護られよ陛下を/ 天皇を廃されよ/ 父として男として/ 感謝の贈物/ 贈物さまざま/ 私の意見をぜひ/ 左せんか右せんか/ 我に良策あり/ 願いごと多々/ 切なる願いを

【著者紹介】
袖井林二郎 : 1932年、宮城県生まれ。早大政治学科卒業後、UCLAで政治学を研究。法政大学名誉教授。『マッカーサーの二千日』で毎日出版文化賞、大宅賞受賞。占領史、移民史、原爆問題などで評論活動(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Toska

    マッカーサーの日本統治期間中、国民が彼に送った手紙は無慮50万通。そこには、支配者/勝者にすり寄ることを厭わない日本人の性格が隠しようもなく現れている。だが本書は、そうしたおもねりを露悪的に取り上げ笑い飛ばすものでは決してない。手紙を書いた人々の目をのぞき込み、彼らの中にあった意外なしたたかさや浅薄な気概、純真、無恥、情熱、強迫観念等々をえぐり出している。軽妙だが哀感の漂う文体もいい。良書。

  • shusseuo

    戦後日本人の節操のなさは坂口安吾がよくエッセイで書いていたけど、実際目の前に出されるといくら食い詰めていたとはいえ情けない。靴を舐め回す勢いのゴマスリスリスリな手紙が多い中、植えたカボチャが育ったので息子の観察日記を読んでとか、私の恩師もマッカーサーというのですがもし親戚なら連絡の橋渡しをしてほしい、競馬場で悪い事してる奴をなんとかしてなんてほのぼのした手紙も。原爆投下後の広島を描いた本を送った女性の心情には胸を打たれました。が、全体的には権威と認めた何かに縋らずにはいられない人の弱さが丸出しでトホホ

  • ほたぴょん

    GHQの占領下、マッカーサーに宛てて当時の無名の日本国民が送った大量の手紙についてのルポルタージュ。と書くと凄く真面目な本のようであり、また実際に真面目な本でもあるが、一方で、昔の雑誌を読んだときに広告に目を惹かれるような、ちょっと俗な興味も満たしてくれて面白い。昨日までは敵国の元帥だった男でも、時の権力者と見ればおもねっていく姿はおかしくもあり哀しくもありだが、今の日本人もあんまり変わらないなあ。

  • まむし

    戦後のブレブレな教育方針も悪かないけど、実際に当時の人たちが何を思い、何を訴えたのかは貴重。マッカーサーに対し賞賛もあれば叱咤もあり、当時の人達の色々な考えが読めるのでその上で自分の中で「戦後」を消化するための情報ソースに良いかなと。それにしてもたかだか70年弱で日本語かわり過ぎ

  • KN

    マッカーサー曰くの12歳、まさに。日本人の幼稚さがわかるなぁ、と… ちょっとため息出るね

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