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ISBN 10 : 4865030972
Content Description
文字と記憶の抹殺としての文書遺棄、有事のたびにくすぶる核の惨禍と脅威、人新世における環境破壊の深刻な局面……。災厄、終末、それらと結びついてきた黙示は、私たちを取り巻くアクチュアルで切迫したテーマであり、同時に表象にまつわる普遍的な論点でもある。「アポカリプスの表象/表象のアポカリプス」と題した特集では、気鋭の論客たちがそれぞれの専門領域から徹底討議する。未邦訳のブランショをはじめ3篇の翻訳テクストと、1篇の寄稿論文も掲載。このクリティカル(批判的/危機的)なテーマについて、思考の見取り図を提示する。
◆巻頭言「人文学のあらたな自由へ向けて」田中純
◆特集「アポカリプスの表象/表象のアポカリプス」
緒言 岡田温司
共同討議 郷原佳以+緕R智成+中尾麻伊香+吉本光宏+岡田温司+木下千花
翻訳 モーリス・ブランショ「アポカリプスは失望させる」、アレンカ・ジュバンチッチ「アポカリプスは(いまなお)失望させる」、ペーター・サンディ「ブロブ、あるいは泡」
論考 吉本光宏「人新世と映画のアポカリプス」
◆投稿論文:岡野宏、川ア佳哉、原塁、福尾匠
◆書評+ブックガイド:本田晃子、大池惣太郎、三浦哲哉、大橋完太郎、田中純、林田新、平倉圭、千葉雅也
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