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王国を見にいくと言い残して

蝦名泰洋

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784863856677
ISBN 10 : 4863856679
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

失ってはならない涙と
消えない光がある
傷つきやすいこの世界に詩人がいてくれてうれしい
わたしは蝦名さんの詩や短歌を読んで生きてこられた
―野樹かずみ


ひっそりと生き、亡くなった蝦名泰洋の幻の詩集
『カール ハインツ ベルナルト』ほか、詩人の全貌


王国を見にいくと言い残して
もどらない彼のことを
パンを食べているとき忘れていた
食べるときは忘れているのだ
たえまなく浸食される時間の痛みの中で
わたしも一筋の傷口である
黒パンには塩分が含まれており
沁みる
王国はどうだったの?
と、もどって来たら訊いてみよう
(カムパネルラ忌より)

【著者紹介】
蝦名泰洋 : 1956年5月20日、青森市に生まれる。青森高校卒業。明治大学卒業。数年東京で働いたのち青森に帰郷。1985年頃から短歌をつくりはじめる。90年頃から98年頃、短歌や詩を投稿、発表し、注目される。青森県文芸協会新人賞(1992年)東北デーリー デーリー歌壇年間賞(1993年)青森県芸術文化奨励賞(1994年)など。2021年7月26日永眠

野樹かずみ : 1963年愛媛県生まれ。1991年短歌研究新人賞受賞。未来短歌会所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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