和の国富論

藻谷浩介

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784103353720
ISBN 10 : 4103353724
フォーマット
出版社
発行年月
2016年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
219p;19

内容詳細

企業統治は、「ガバナンス強化」より「家業化」せよ。農林漁業は、「効率化」より、「需要高度化」を目指せ。地方創生は、「雇用」よりも「営業生活権」の確保で。リーダーは、「進学校」より「崩壊学級」で錬成せよ。老後不安は、「特養増設」より「看取り合い」で解消へ。日本国民は、「参勤交代」で都会と田舎を往還せよ。日本経済を再生せる6か条。

目次 : 第1章 「林業」に学ぶ超長期思考…速水亨(速水林業代表)/ 第2章 「漁業」は豊かさを測るモノサシである…濱田武士(漁業経済学者)/ 第3章 「空き家」活用で日本中が甦る…清水義次(都市・建築再生プロデューサー)/ 第4章 「崩壊学級」でリーダーが育つ…菊池省三(元小学校教師)/ 第5章 「超高齢社会」は怖くない…水田惠(株式会社ふるさと代表取締役社長)/ 第6章 「参勤交代」で身体性を取り戻す…養老孟司(解剖学者)

【著者紹介】
藻谷浩介 : 1964年、山口県生まれ。株式会社日本総合研究所調査部主席研究員。東京大学法学部卒。日本開発銀行(現・日本政策投資銀行)、米国コロンビア大学ビジネススクール留学等を経て、現職。2000年頃より地域振興について研究・著作・講演を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 壱萬弐仟縁 さん

    現智の人とは、特定分野の現場に身を置いて行動し、掘り下げと俯瞰を繰り返した結果、確固たる智恵を確立している人(4頁)。教育の対話は、コミュニケーションを通じ相互を高めあう経験こそが、社会を維持する必須要素。福祉の対話は、認知症のホームレスにも、尊厳を認めることから経済社会基盤づくりが始まることを示す(5頁)。速水享氏は、耐久財として木材を使うだけでは林業の未来なし。消費財としての燃料需要は林業の救世主という(34頁)。財の多機能利用が市場活性化の鍵か。森林組合が黒字で、林業が苦しいのはおかしい(40頁)。

  • onasu さん

    アダム・スミスは、自由競争の前提として、公正な市場で、他者に同感する能力と自己の感情や行為を他人の目で見て規制する習慣を謳っていた。  とは言っても、現況は短期の利益至上主義が溢れている。だが、そこに活路を見出だしているのが、ここで紹介される「現智の(現場での知恵を確立されている)人」たちだ。林業、漁業、地方創生…、と各々で活躍されている六名との対談。  養老先生の言うように、金とは、観念の産物という面がある。金儲けが「今だけ、金だけ、自分だけ」では、雇用や賃金へ波及がない。読むと心強くなる一冊だった。

  • 警蓮社峻譽身阿 さん

    2016年刊。地方再生をテーマに、林業、生活保護支援、教育など社会課題とされる分野の第一線で活動する方と対話形式で語られる。ミクロの視点から現場の視点からの提言は具体的。コミュニケーション能力を具体的に分解して体系的にする手法に感動した。世の中でコミュニケーション能力と声高に言われるが、そもそもコミュニケーション能力とは何かを耳にしたことはなかった。大半の教育者や人事担当者もわかってないのでは?コミュニケーション能力を向上させるには、様々な人間がいてまとまっていないコミュニティの中に入ることが近道だ。

  • Porco さん

    対談集。世の中の大事なことは、広く共有されていないんだなと感じます。

  • もえたく さん

    林業、漁業、教育界など現場で掘り下げと俯瞰を繰り返し智恵を蓄えた「現智の人」6人との対話集。「針葉樹と広葉樹に優劣はない」「漁獲量が減少しているのは漁業者の乱獲のせいではない」など成る程と思わされる話が多く、特に図書館に産地直売所を入れた岩手県のオガールプラザの話が興味深かった。現智の人達の本も読んでみたくなりました。

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