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ISBN 10 : 4791769376
Content Description
近年注目の哲学者ホネットの「承認」論から出発し、ルソー、カント、アドルノなどの哲学界の巨人の議論、さらには村上春樹の小説や現代のSNSなどの事例にいたるまで、多彩な角度から社会的存としての人間の根本に迫る。
目次 : 第1章 導入―他者に認められること/他者を認めること(ありのままの自分を生きること/人目を気にして生きること/ 「認める」という行為、あるいは村上春樹の出現について ほか)/ 第2章 基礎的考察―「社会性」をめぐる考察へ(承認が認識に優先する/ 「社会性」とはどういう性質か)/ 第3章 体系―承認の三つの型、そして寛容(愛―承認の三つの型(1)/ 人権の尊重(差別との闘い)―承認の三つの型(2) ほか)/ 第4章 思想史的対話―尊重・寛容・承認(ルソー/ カントとエルンスト・トゥーゲントハット ほか)/ 第5章 展開―承認論はどこに向かうか(「承認」の胡散臭さ(両義性)/ コミュニケーション(社会的生)とは闘争である ほか)
【著者紹介】
藤野寛 : 1956年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程学修退学。フランクフルト大学学位取得。現在、國學院大學文学部教授。専門は哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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