タフガイ ハヤカワ・ミステリーワールド

藤田宜永

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784152097002
ISBN 10 : 4152097000
フォーマット
出版社
発行年月
2017年07月
日本
追加情報
:
480p;20

内容詳細

1974年東京。探偵・浜崎順一郎は事務所近くで身なりのよい少年を保護した。少年を親元に送り届けた浜崎は、彼の父親がかつての悪友で、今や名家の継嗣となった石雄であることを知る。だが、旧交を温める間もなく石雄の義妹が殺された。逃亡した容疑者が見つかれば解決と思われたが、なぜか石雄は事件に関わるなと主張し…名家の悲劇と男の友情を描く傑作私立探偵小説。

【著者紹介】
藤田宜永 : 1950年福井県福井市生まれ。早稲田大学第一文学部中退後、渡仏し、エールフランスに勤める。帰国後、フランスミステリの翻訳やエッセイを手がけ、1986年『野望のラビリンス』で小説家デビュー。1995年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞、第13回日本冒険小説協会特別賞を受賞。犯罪小説やハードボイルドから恋愛小説や家族小説まで幅広く手がけ、1999年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、2001年には『愛の領分』で第125回直木賞、2017年には『大雪物語』で第51回吉川英治文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    前作は読んではいない。だがこれだけでも十分読ませてくれる。ただ・・ちょっと長い(汗)昭和の香りがぷんぷんして携帯が無い頃のこんな時間の流れが懐かしい。『タフでなければ男じゃない』を地で行く探偵・浜崎。犯人は私でも想像はつくのだが、昭和だもの人には言えないことで身を立てた女もいるだろうさ。そして加害者と恋に落ちたっていいさ。だけど、保身のため罪を重ねるのはどうだろ?砂上の楼閣だろう。結局守れたものは何もない。子どもたちの明日を思うと哀しいよ。

  • 山田太郎 さん

    この手の私立探偵ハードボイルドものはなんか読んでしまうというか。減らず口の少ない原リョウというか。白川道さんも亡くなったし、藤原伊織さんもだし、矢作俊彦さんくらいなんで、案外狙い目なところではないかと。なんでそんなに調査続けるのかよくわかんないし、最後もある程度予定調和というか。前作読んでないのが、いけないのかなと。面白くなかったわけでもないけど。

  • ハスゴン さん

    読むのに時間がかかりましたが、この年代だからこそ通じる世界観というかお話しで、チャンドラーを彷彿とさせます。長いお話ですが、ハードボイルドとして読んで損のない作品です。

  • ねこまんま さん

    「喝采」の続篇。少年院時代の親友が実は富豪の息子だった!実は親が富豪でした、なんてこういう環境の変化は女性の方が適応能力があるんじゃなかろうか。彼はちょっと無理をし過ぎたか?いずれにしても子供が可哀想。バヤリースオレンジって今はもう売ってないのかな?

  • そうたそ さん

    ★★☆☆☆ 前作「喝采」が良かっただけに自然と期待も高まったのだが、大きく期待はずれ。前作は作品の醸し出す昭和感がストーリーに漂う哀愁に程よく合致しており、最上の組み合わせを思わせたのだが本作はそれほどでもない。申し訳程度に挿し込まれる昭和ワードが無理矢理感を思わせる。事件自体もそれほど長々と書くほどのものでもなかったし、前作との比較という点では残念至極といわざるをえない。

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人物・団体紹介

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藤田宜永

1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退。パリ滞在中エール・フランスに勤務。76年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。その後恋愛小説へも作品の幅を拡げ、99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、

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