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ISBN 10 : 4623076261
Content Description
戦後、脱植民地化の時代を迎えたアジアは、各国が経済発展を模索するなかでグローバル資本主義と接合し、世界の成長地域として21世紀を迎えた。とくに中国は、改革開放に転じて30年で世界第2の経済大国となり、アジア太平洋地域で覇権を行使する意思を明確にしている。本書では、第2次世界大戦や冷戦の歴史をふまえて、アジアの現状を正確に知り、アジアの人々とどう向き合うかを展望する。
目次 : グローバル化時代のアジア―脱植民地化と冷戦を超えて/ 第1部 アジアの変容(東南アジアと中国―統合する小国と復権する大国/ 朝鮮半島の安全保障/ 東アジアにおける日本の新たな役割/ 南アジアの宗教と人間の安全保障/ アジアン・ムスリム・ネットワーク/ アジアの人身売買問題―越境する暴力とガヴァナンス)/ 第2部 アジア諸国の課題(韓国―「財閥共和国」の行方/ 中国―改革開放以降の中国新移民と僑郷の変容/ フィリピン―移民経済のエンクロージャー/ ベトナム―ドイモイの下で存在感を増す「平民」達/ カンボジア―文化復興を先導するアンコール遺跡保存官の養成/ マレーシア―多民族国家の成長の行方/ タイ―混迷する民主化/ インド―新自由主義が開けた「パンドラの箱」)
【著者紹介】
藤田和子 : 1940年生まれ。1963年東京大学教養学部卒業、1966年東京大学大学院社会学研究科修士課程修了、国際学修士。現在、宇都宮大学名誉教授
文京洙 : 1950年生まれ。中央大学法学部卒業、法政大学社会科学研究科修士課程修了、博士(地域政策学)。現在、立命館大学国際関係学部特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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