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ISBN 10 : 4041079608
Content Description
無頼を貫き、芝公園で狂凍死した藤澤清造。その代表作が初刊から100年を経て蘇える。明治の末期を背景に、貧窮に夢も自由も奪われる青年の悲哀を描いた本作は、全篇が陰鬱な怨嗟と呪詛で暗色に染められながらも、戯作精神の粋な笑いとユーモアが底流する特異な私小説である。不様で不遇、而して不屈のこの作者に“人生を変えられた”歿後弟子・西村賢太が校訂。伏せ字箇所は、作者自筆の書き入れ本を用いて完全復元した決定版。
【著者紹介】
藤沢清造 : 1889年10月、石川県鹿島郡(現・七尾市)生まれ。尋常高等小学校卒。足の骨髄炎手術後の自宅療養を挟み、七尾町内で各種職業に就く。1906年上京。『演芸画報』誌訪問記者等の職を経て、22年、書き下ろし長篇小説『根津権現裏』を刊行。新進作家の列に加わるが、程なく凋落。長年の放埓な悪所通いにより精神が破綻。警察に勾留、内妻への暴力の果てに、32年、厳寒の芝公園内のベンチで狂凍死する
西村賢太 : 1967年7月、東京都江戸川区生まれ。中卒。著書に『芝公園六角堂跡狂える藤澤清造の残影』『藤澤清造追影』『瓦礫の死角』等、多数がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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こうすけ
読了日:2022/09/24
かんたろー
読了日:2022/08/24
sputnik|jiu
読了日:2022/02/17
東
読了日:2022/05/23
Ryu
読了日:2024/01/20
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