Books

カブール伝

藤澤房俊

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784867230466
ISBN 10 : 4867230464
Format
Books
Publisher
Release Date
August/2021
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

統一国家「イタリア」を樹立した立役者の軌跡。イタリア建国の三傑として英雄ガリバルディ、革命家マッツィーニと並び称される首相カヴール。目的実現のためには手段を選ばず、権謀術策を弄し、巧みな外交術を駆使して国民国家「イタリア」を誕生へと導いた天才的な政治家の軌跡をたどる。

目次 : 三人のアクターが演じたイタリア統一/ 幼年時代/ 士官学校時代/ 青年将校時代/ 農業経営者の時代/ 実業家の時代/ ジャーナリスト時代/ 政治家カヴールの誕生/ 「大内閣」の成立/ 内政から外交へ/ オーストリアとの戦争/ イタリア統一へ/ カヴールにとってのイタリア統一/ イタリアは成った

【著者紹介】
藤沢房俊 : 1943年東京に生まれる。早稲田大学大学院博士課程修了。文学博士。東京経済大学名誉教授。著書に『赤シャツの英雄ガリバルディ』(洋泉社、マルコ・ポーロ賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ゲオルギオ・ハーン

    『イタリア統一三傑』の一人、カヴールについてまとめた一冊。少ない頁数で無駄なく書かれていてとても読みやすく、カヴールのことを知ることができた。見方によっては謀略家なのかもしれないが、複数の大臣ポストを兼任したことや政略の柔軟性を読むと実務家としても大変優秀という稀有な人物だったように読めた。自信家かつカッとなる一面があり、国王相手にも「くたばれ」「お前じゃなくて俺が王だ」と悪態をつく人間的な一面があって面白い。『獲物を狙う猫』のような人物という可愛い人物評になんかギャップを感じてさらに面白い。

  • jntdsn13

    リソルジメントの立役者に関する貴重な伝記。イタリア文化より英仏文化に馴染みがある、強烈な自信家で自由主義者のピエモンテ人(統一と言ってもロンバルディア位迄しか意識になかった)がイタリア統一を成し遂げるというのは、なんという運命のいたずらであろうか。しかも、政界進出から4年で首相に上り詰め、国王に滅茶苦茶嫌われ、プレイヤーですらなかった外交において粘り強く統一の糸口を引き寄せ、ガリバルディに押されながらも彼を利用しつつ最後に制す……なろう系なんて目ではない空前絶後の人物である。ぜひ著者の別著と読んでほしい。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items