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子供が消えゆく国 日経プレミアシリーズ

藤波匠

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784532264239
ISBN 10 : 4532264235
Format
Books
Release Date
April/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2019年、日本人の出生数が90万人を大きく割り込み、86万人に急減。本格的な人口減少時代に足を踏み入れたことを認識すべきだ。出生数の減少をできるだけ押しとどめ、人口減少による人手不足を逆手にとってチャンスに変える方策を、緻密なデータ分析と実地調査をもとに示す。

目次 : 第1章 出生数90万人割れの衝撃/ 第2章 高齢者・女性・外国人頼みの限界/ 第3章 地方への移住促進政策の誤り/ 第4章 人口減を好機に社会を変える/ 第5章 生みの苦しみを受け入れる/ 第6章 若い世代にとってより良い社会を築くために

【著者紹介】
藤波匠著 : (株)日本総合研究所調査部上席主任研究員。1992年、東京農工大学農学研究科環境保護学専攻修士課程修了。同年、東芝入社。99年、さくら総合研究所入社。2001年、日本総合研究所調査部に移籍、山梨総合研究所出向を経て08年に復職。主として地方再生、人口問題の研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • HMax

    本題は「次世代が、先を生きる世代よりも少しずつでもいいから豊かになる日本を作る」。全くその通り。「これからは精神的な豊かさの時代だ」というのは経済的な豊かさを諦めたからでる言葉だと思います。一人当たりGDPが1995年の世界3位から2019年の26位へ転落。当然95年頃の収入は見込めず、50歳より若い世代はそれ以前よりも少ない生涯所得水準。賃上げもせず「人手不足」を叫ぶ企業、若い就農者に「耕作放棄地」を任せる地方、国公立大学の授業を上げる、円安政策で留学もままならない。「日本人の勝算」の処方を適用すべし。

  • まゆまゆ

    年間出生数が100万人を割り込んだと言われてまもなく90万人も下回ることになってしまった日本。その裏には団塊ジュニア世代の女性達が出産適齢期といわれる45歳を超え、出生率と出生数のデータから外れることになった影響も大きい。今後30年は出生数減と死亡数増による人口自然減が続く。次の世代が希望を持てる持続可能な社会をどう作り上げるか。専業主婦やマイホーム信仰といった戦後政治主導で進められ一定の効果を得た政策のように、うまく国民を誘導できる政策が望まれる。

  • 田中峰和

    近未来のディストピア小説を読むような気分。コロナ禍のなか、こんな本を読むとさらに落ち込んでしまう。本の帯に「人口減はむしろチャンス」と書かれているが、出生数が百万人を大幅にわり、かつて世界3位だった一人当たりGDPは同26位にまで低下した。その要因は生産性の低さだという。ここ数年までは団塊世代の参加と外国人と女性の雇用で労働供給を何とかしのいできたが、70歳を超えた世代に期待はできない。地方創生の名のもとに、予算をばらまいたが生産性の低い地方に投入するより高い都会の方が効果的。国庫はますます貧しくなる。

  • zag2

    人口減少社会にあって、その人手不足をチャンスに変えていこうという本。興味深く読み始めたが、あれ?この話どこかで聞いたような・・・よくよく考えてみたら、2年ほど前に著者藤波匠さんの講演を聞いたことを思い出しました。地方への移住促進策といった政策が誤りであるという主張をはじめ、なるほどと思う見解が多々記されています。こうした意見はもっと尊重されて良いのではと思いますが。

  • Akio Kudo

    ★★ 最初の方はよく分かるが、後があまり理解できないことが多い。

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