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「反原発」の不都合な真実 新潮新書

Kazuki Fujisawa

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784106104572
ISBN 10 : 4106104571
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2012
Japan

Content Description

3.11以降、原発を絶対悪と決め付け、その廃絶こそが「正義」という論調がマスコミでは吹き荒れている。しかし、この世にリスクのない技術は存在しない。原子力を代替するはずの「自然エネルギー」の実力のみならず、転換するリスクや懸念材料を冷静に見つめるべきではないだろうか。そんな感情論を超えた議論のために、原子力技術、放射線と健康被害、経済的影響を検討し、将来を見据えたエネルギー政策を提言する。

目次 : 第1章 原子力で命を守りたい/ 第2章 放射線のリスクとは?/ 第3章 自然エネルギーの不都合な真実/ 第4章 化石燃料と地球環境問題/ 第5章 救える命の数は経済の豊かさに比例する/ 第6章 原子力を理解する/ 第7章 エネルギーの未来

【著者紹介】
藤沢数希 : 欧米研究機関にて、計算科学、理論物理学の分野で博士号取得。その後、外資系投資銀行で市場予測、リスク管理、経済分析に従事しながら、言論サイト「アゴラ」に定期寄稿する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • mitei

    福島第一原発の廃炉の道のりがそこまでスムーズに行ってるのは意外だった。やはり今後原発をすすめるも、辞めるのも現場の作業者の安全も不透明ななか本書を出したのはいいことだったと思う。逆に「原発推進派」の不都合な真実も反対派から出してみて照らしあわせてみたい。

  • とくけんちょ

    原発や原子力の仕組みが非常にわかりやすくまとめられていた。そして、ざっくりではあるが、データを示して原子力発電が化石燃料などの発電方法に比べていかに安全であるかを証明している。福島での原発事故は単純なミスが重なったふこうなもので、最新式の原発であれば事故は起きえなかったと。原発事故があっても、他の事故と頻度や規模に置き換えれば、クリティカルなものではないと。違うんだよな、万が一でも故郷、国が死ぬようなものは、イノベーションではない。

  • Nobu A

    図書館本読了。昨日大晦日読了の福島第一原発のルポ本と併読。化学反応が絶妙。第1章で購入すべき書籍だと判断し、即アマゾン中古本購入。冒頭の「エネルギー制作というのは非常に広い範囲にまたがり、『エネルギー』の専門家というのは実はいません」が目から鱗。中途半端な知識で如何にメディアに踊らされていたかを痛感。原発の実態と可能性を他エネルギーとの比較や平易な言葉で解説。素人なりに全体像が俯瞰出来、とても勉強になった。著者が気になりググったら理論物理学と計算科学分野で博士号を持つ覆面作家だとか。藤沢数希に興味津々。

  • 珈琲は深煎りで

    突っ込みたくなるようなデータを出しているのは、「議論のために」なんだと思って読み進めた。刊行から2年たった今手に取ったわけだけど、新刊時の原発関連のコーナーはどのようになっていたんだろう?きっと反原発本ばかりが並んでいたに違いない。

  • ゆきこ

    原子力発電の基礎知識とメリット・デメリットが学べました。そして、火力・自然エネルギー発電のデメリットも。震災後、マスコミや野党政治家の影響で、日本中が「なんかよくわからないけど原発=悪」という空気になっていますが、やはり物事はただの「印象」だけで判断してはいけないのだと強く思いました。ただ実際に原発がある地域に住んでいると、そう簡単に割り切れない部分もありますが…。エネルギーについては、広く長い視点で、冷静にしっかり考えないといけない重大な問題なのだと実感しました。

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