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クィア批評

藤森かよこ

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784902163117
ISBN 10 : 490216311X
Format
Books
Publisher
Release Date
December/2004
Japan

Content Description

変態ではない。クィアと呼ぶ。フツウの愛ではない。強制的異性愛と呼ぶ。この性愛の解き放たれた空間ほど又、政治的なトポスもない…。クィアを考え、クィアに読み、クィアへ開く、クィア批判論集。

目次 : 序論 リバタリアン・クィア宣言/ クィア理論 セジウィックとバトラーのクィア―文学研究活動における社会政策を考える/ バイセクシュアリティ論 忘却/取り込みの戦略―バイセクシュアリティ序説/ 19世紀レズビアン・テキスト論 「ロマンティックな友情」の表象―ジュエットとフリーマンのクローゼットのなかの女同士の関係/ 現代レズビアン・テキスト論 政治的に感じる女たち―サラ・シュルマンのニューヨーク・レズビアン小説/ 反存在論的性愛論 いかにして“真実の愛”を消費するか―『タイタニック』と『ナチュラル・ウーマン』についての(反)資本論的考察/ クィア的古典再読論 逆流する愛と聖父のジェンダー―『緋文字』にアメリカン・ウェイを読む/ クィア・フィルム論 二重化する欲望、あるいはクィア戦略―ヒッチコック『レベッカ』における/ ゲイ・テクスト論 ゲイ・テクストと私小説―ゲイ文学の明日を考える/ 明治ホモソーシャル論 強制的異性愛体制下の青春―『三四郎』『青年』/ クィア的谷崎再読論 近代小説における性的関係の表象―谷崎潤一郎のテクストを素材として/ 日本男色論 日本近代文学における男色の背景

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ヒナコ

    2004年出版のクィア批評集。レズビアンが病理化されたからこそ、ボストンマリッジのような女性間の関係が文学の主題になり得たという渡辺和子の遺稿や、谷崎文学におけるホモソーシャリティとその瓦解の可能性—ビジネスライクな男女関係(男が女とのプレイを金で買う関係)を支える、男同士の親密さを基盤とする信用取引関係が、結局、金の借り手が欲望を制御できないことによって、男同士の関係を破綻させてしまうような谷崎的なパラドクス—を論じた金子明雄の論文などは面白かった。 (続く)

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