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ISBN 10 : 4846119017
Content Description
旧樺太豊原、ロシア兵から逃れるため日本人はバスに乗り込み点呼を受けた。しかし朝鮮戸籍の彼の名前は呼ばれずバスを降ろされた…近代日本の国境の北であった大地。サハリン(旧樺太)、アイヌモシリ・旭川から青森へ―「国境」の北への旅。コロニアルな記憶を辿る旅から見えてきた「日本」と「日本人」の自画像…
目次 : 序章 国境の北へ(旅での「出会い」とは/ メディアとしての旅行記・紀行文 ほか)/ 第1章 サハリンと樺太の中間へ(なじみのある旅とは/ 地図というメディア―オホーツク海を中心にしてみる ほか)/ 第2章 アイヌモシリ・旭川のはざ間に(国見の碑からみる上川盆地/ 北海道の神社と兵村 ほか)/ 第3章 東北への旅と電気の旅が交錯する場へ(サハリンと青森県の、二つの「豊原」/ シズエさんと私たち ほか)/ 終章 国境の北と「日本人」の旅(「見たい、買いたい、食べたい」を満足させる「目的地」/ 旅の途中へ)
【著者紹介】
藤巻光浩 : 1964年生まれ。2004年Ph.D.(レトリック専攻コミュニケーション学、The University of Iowa)。静岡県立大学国際関係学部准教授などを経て、フェリス女学院大学文学部教授。専門は、レトリック、メディア研究、批評理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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