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犬房女子 犬猫殺処分施設で働くということ

藤崎童士

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784272330911
ISBN 10 : 4272330918
Format
Books
Publisher
Release Date
March/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

2013年春、動物愛護法改正に伴い、熊本県動物管理センターで働き始めた玲と和美。ガス室での殺処分が漫然と続く職場で、1匹でも多く犬猫たちを救おう、せめて環境を改善しようと奮闘する2人だが―。殺処分する職場のリアルを描いたノンフィクション!

目次 : 第1章 二つの施設(面接試験/ 収容業務の流れ ほか)/ 第2章 厳しい現実(犬房/ 殺処分 ほか)/ 第3章 敗れざる者(和美の願い/ 天職 ほか)/ 第4章 蘇生(忘れていたこと/ 失った相棒 ほか)/ エピローグ―熊本地震の裏でなにが起きていたか?(地震発生/ 大混乱の収容業務 ほか)

【著者紹介】
藤崎童士著 : 1968年生まれ。ノンフィクション作家。劇作活動として、2004年度、06年度に文化庁舞台芸術創作奨励賞(現代演劇部門)を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • manamuse

    国、県、市町村、それぞれに定められた複雑な動物愛護法により保健所、愛護センター、管理センターは混乱。矛盾、理不尽、無関心。まともであればあるほど精神を病んでしまう職員達。棄てる人がいる限り、殺処分はなくならない。

  • エル

    まさに犬猫のアウシュビッツ。せめて心がある職員がいたら最後の数日ぐらいは穏やかに過ごせたかもしれないのに。なんともモヤモヤする本。

  • きょん

    同じ熊本県の愛護センターでも、県と市でこれだけ対応が違うのかとがく然とした。殺処分を少しでも減らしたいと敢えて県の管理センターで働き始めた二人の女性だが、保健所、ボランティア、同僚の技術員たちとの軋轢や意識の差に苦しみ、動物のために涙を流す。技術員の動物への接し方も心が痛んだが、本当に罪深いのは動物を捨てる飼い主たちだ。保健所に引き取りを依頼する飼い主には、殺処分の現場を見届けることを義務づけたくなる。あまりに悲惨な実態に後悔するだろう。譲渡の機運をもっと高めていくために自分もできることを探していきたい。

  • 飲も飲も

    目をそむけたくなるような悲しい現実。でも、多くの人に知ってほしい。

  • ゼンタンくじら

    犬猫のアウシュヴィッツと化した悲惨で辛すぎる状態に目を背けたくなった。ほのぼのとした表紙のイラストとは裏腹に心を抉られるような内容でした。p.199『専門員に求められた仕事とは一体なんだったのか?人間にもてあそばれた愛玩動物の痛みや苦しみに正面から向き合い、死の直前まで世話をする。そして最後を看取り、悼む。きっと、それだけだ。』

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