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この世界で君に逢いたい

藤岡陽子

User Review :5.0
(1)

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784334912284
ISBN 10 : 4334912281
Format
Books
Publisher
Release Date
July/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

目の前にあるかけがえのないものに、気づいていますか。この世の見えない仕組みに挑む、熱い感動必至の物語。

【著者紹介】
藤岡陽子 : 1971年京都府生まれ。同志社大学文学部卒業。報知新聞社を経て、タンザニア・ダルエスサラーム大留学。慈恵看護専門学校卒業。2006年「結い言」が宮本輝氏が選考する「北日本文学賞」の選奨を受ける(『波風』に収録)。2009年、看護学校を舞台に友情、恋愛、そして将来への夢と希望を描く『いつまでも白い羽根』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ストーリー展開がスリリングかつ構成が緻密...

投稿日:2021/04/11 (日)

ストーリー展開がスリリングかつ構成が緻密でまるで映画館で映画を観ているように話が展開する。 スピッチャルな世界と現実、生と死等ステージの移行が絶妙でスピード感がある。 個人的には藤岡陽子さんの作品の中では最高傑作だと思う。

I.O.U さん | 北海道 | 不明

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • ウッディ

    与那国島を訪れた周二と夏美は、辛い過去を乗り越え島で働く少女・花と出会う。過去に密かに思いを寄せる従妹の美羽を救えなかったという悔いを残す周二は、生と死の境界があいまいな島で、花に美羽の面影を感じる。ユタや催眠療法などスピリチュアルな要素が強く、藤岡さんの小説としては少し異色な物語でした。それにしても、榮門夫妻、夏美そして黒田、世話好きというかおせっかいな人が多いという印象でしたが、こんな人たちがいるからこそ、生き辛さを抱えた花のような子供に居場所が与えられるのだろうとも思った。

  • おしゃべりメガネ

    医療関係のイメージの藤岡さんですが、今回は今までの作風とはちょっと違った感じで、なかなか新鮮です。舞台は日本最西端の島で、主人公で研究者の「須藤」は恋人「夏美」とともに観光で降り立ち、そこで出会った不思議な雰囲気の少女「花」に「須藤」はとある過去の少女の面影を感じ、彼女の存在が忘れられません。「花」に似た雰囲気の彼女を忘れられないまま、日々を過ごしていると突然「花」が失踪し、事態は思わぬ展開へ。「花」は何かを探してさまよってるコトがわかり、その'何か'を一緒に探すことに。藤岡さんならではの人間ドラマです。

  • のぶ

    物語は主人公、須藤周二が恋人の松川夏美と沖縄の与那国島を訪ねるところから始まる。観光色の強い本かと思ったが、全く違って今まで読んだ藤岡さんの作品とは違い、異色作のような気がした。周二は島で島留学をしている久遠花という少女と出会う。周二は同い年の従妹美羽が8年前に殺された過去を持っていた。久遠花は美羽の生まれ変わりなのか?読み物としては面白く読んだが、自分は輪廻転生の考えは持っていないので、共感できる部分は少なかった。そんな思いを持ったが、描かれる与那国島は魅力的でいつか訪れたいと思った。

  • ゆみねこ

    恋人と訪れた与那国島で出会った一人の美しい少女・花。亡き従妹の面影を重ね、惹き付けられる周二。今までの藤岡さんの作風と異なり、スピリチュアルな物語でした。ラストでタイトルの意味が分かります。こういう路線は嫌いではないけれど、ちょっと満足度は低めでした。

  • おたけஐ೨💕🥒🍅レビューはボチボチと…

    85/100点 これまでの藤岡作品にないスピリチュアルな要素が含まれたストーリーにビックリしましたが、ミステリーの要素があるので結末が気になり面白く一気読みでした。与那国島に残る伝説の舞台「ティンダバナ」の作品への取り入れ方や、主人公たちの心情を巧みに描きつつ登場人物の視点を変えながらの描き方は、やはり流石だなと感じました。最初は少し違和感を感じましたが、読み終えれば温かく優しさ溢れるいつもの藤岡作品でした。目の前のかけがえのないものの大切さや、生きる希望を感じさせてくれる、素晴らしい感動作でした。

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