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ISBN 10 : 4794808763
Content Description
「国際協力」をめぐる問題群と、「3.11」が突きつけている諸問題はどこでどう重なり合い、響き合っているのか。「開発」による貧困、「平和構築」による暴力。このままでよいのか。NGOが向き合うべき問題とは何か。本書はあるべき「国際協力」を論じるというより、「国際協力」の政策と実践がどのような政治、思考、イデオロギー、言説に支えられ、生み出されているかを明らかにすることに焦点を定めている。
目次 : 第1部 ODAと国際協力(政官財ODAから地球市民による民際協力へ/ 日本の軍事援助/ イスラエル占領下の「開発援助」は公正な平和に貢献するか?―パレスチナ・ヨルダン渓谷における民族浄化と「平和と繁栄の回廊」構想)/ 第2部 NGO・市民社会と国際協力(人道支援における「オール・ジャパン」とNGOの独立/ 日本の国際協力NGOは持続可能な社会を夢見るか?―自発性からの考察/ 「保護する責任」にNO!という責任―二一世紀の新世界秩序と国際人権・開発NGOの役割の再考)
【著者紹介】
藤岡美恵子 : 反差別国際運動(IMADR)で事務局次長、グァテマラ・マヤ先住民族のコミュニティプロジェクト担当を経て、現在、法政大学・同大学院で非常勤講師(国際協力論・国際人権論)、「NGOと社会」の会代表
越田清和 : 1955年生まれ。アジア太平洋資料センター(PARC)で働き、東ティモールの緊急援助・復興支援に関わる。現在、ほっかいどうピーストレード事務局長。札幌で、非常勤講師(NGO論・国際関係論)をしながら、反戦平和運動などに取り組む
中野憲志 : 先住民族・第四世界研究。“官僚制国家からの自律”をテーマに、市民社会・NGO論、現代教育‐大学制度解体論、外交・安保問題に強い関心を持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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