見えない絶景 深海底巨大地形

藤岡換太郎

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065179048
ISBN 10 : 4065179041
フォーマット
出版社
発行年月
2020年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
256p;18

内容詳細

いざ、地形のモンスターをめぐる深海底世界一周の旅へ!
深海底には、陸上とは比較にならない巨大地形がひしめいている。地球を2周する長さの巨大山脈、エベレストを呑み込む深さの海溝、日本列島の数倍もある台地、海底総面積の30%を占める大平原、月の直径よりも長い大断層……どうしてこんなものができたのか? 
さあ、キャプテンフジオカがナビゲートする潜水艇「ヴァーチャルブルー」で、「見えない絶景」をめぐる世界一周の旅に出よう。想像を絶する地形のバケモノたちの成り立ちを知れば、地球の「本当の顔」が見えてくる! 



目次
第1章 深海底世界一周

    第〇景 世界一周のロードマップ
    第一景 日本海溝
    第二景 深海大平原
    第三景 シャツキー海台
    第四景 ハワイ諸島ホットスポット
    第五景 巨大断裂帯
    第六景 東太平洋海膨
    第七景 チリ海溝
    第八景 大西洋中央海嶺
    第九景 中央インド洋海嶺
    第十景 坂東深海盆

第2章 深海底巨大地形の謎に挑む

第3章 プレートテクトニクスのはじまり

第4章 冥王代の物語

終 章 深海底と宇宙

著者プロフィール
藤岡 換太郎 (フジオカ カンタロウ) (著/文)
1946年京都市生まれ。東京大学理学系大学院修士課程修了。理学博士。専門は地球科学。東京大学海洋研究所助手、海洋科学技術センター深海研究部研究主幹、グローバルオーシャンディベロップメント観測研究部部長、海洋研究開発機構特任上席研究員を歴任。「しんかい6500」に51回乗船し、太平洋、大西洋、インド洋の三大洋初潜航を達成。海底地形名小委員会における長年の功績から2012年に海上保安庁長官表彰。著書に『山はどうしてできるのか』『海はどうしてできたのか』『川はどうしてできるのか』『三つの石で地球がわかる』『フォッサマグナ』(いずれも講談社ブルーバックス)など。

【著者紹介】
藤岡換太郎 : 1946年京都市生まれ。東京大学理学系大学院修士課程修了。理学博士。専門は地球科学。東京大学海洋研究所助手、海洋科学技術センター深海研究部研究主幹、グローバルオーシャンディベロップメント観測研究部部長、海洋研究開発機構特任上席研究員を歴任。現在は神奈川大学などで非常勤講師。「しんかい6500」に51回乗船し、太平洋、大西洋、インド洋の三大洋初潜航を達成。海底地形名小委員会における長年の功績から2012年に海上保安庁長官表彰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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ようこそ、ワクワクする冒険の旅へ!という...

投稿日:2021/04/25 (日)

ようこそ、ワクワクする冒険の旅へ!という感じの本です。語りかるような文体も魅力的、科学的視点からわかりやすく案内してくれます。未解明のことも明確に示してあり、次はどこへ誘ってくれるのか、、、あっ、という間に読み終わりました。もし、続刊があるとしたら、迷わず読みたいです。

アポクリファ さん | 千葉県 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • まーくん さん

    著者はブルーバックス・シリーズで、基礎から最新知見まで、地球科学のエッセンスを、わかり易く解説してくれる。本書ではバーチャルな深海潜水艇で地球の海底を一周するという筋書きで、海底に広がる海溝、海嶺など多彩な地形を紹介し、それらの成り立ちを推論する。二次大戦後の科学技術の進展により海底地形が急速に明らかになり、大陸移動説が蘇りプレートテクトニクスが確立する。地球生成初期、対流するマグマ・オーシャンが徐々に冷え、表面がかさぶた状に。そして所々が裂けマグマが噴出、かさぶたが側方へ移動する…何かイメージができる。

  • bapaksejahtera さん

    書題は、地球の7割を占める海域には、陸地の地形を遥かに凌駕する規模の山脈海溝台地平原断層が存在している旨を示す。本書はそれらの成立について推測を含め明らかにすると共に、46億年と確定しつつある地球史中、生物の発生前とみられる最初の40億年、冥王代と言われる時代について説明する。叙述に当っては著者が研究に拠ってきた深海探査船を想定、その機能や限界を説明した後、日本を出発してサインカーブのような航路で地球を一周するとの想定でその光景を説明。これを基に様々な事象に論及する。visualで頗る興味深く理解し易い。

  • 寝落ち6段 さん

    地球上で、海と陸の割合は、7対3となる。7割を占める海、その海底について我々人類は全然辿り着けていない。光も届かぬ海の底、それは陸上よりも起伏に富み、広大な平野が広がっている。そこには未知の生物が揺蕩い、闊歩している。その巨大な岩盤が、常に動き続け、新たな地面を形成している。その壮大な世界には、ロマンがまだまだ潜んでいる。しかし、衝撃的だったのは、ビニール袋が海底に沈んでいたこと。地球上ではちっぽけな人間ではあるけれども、やはり地球に最も影響を与える生き物は人間なのだなと悲しくも思えた。

  • hal さん

    バーチャルでの深海の旅と、深海の地形やプレートテクトニクスや冥王代についての解説。写真がカラーでないのが残念ですが、親しみやすい口調で、わかりやすく解説してくれています。大自然の驚異の前では、人の一生など短いものだなと改めて感じました。

  • 塩崎ツトム さん

    南海トラフは、本州からの堆積物をどかせばマリアナ海溝並みの巨大海溝らしい。そりゃー大地震も起こる。あと現在研究の進む冥王代の地球についてどこまでわかっているかについての解説も良い。

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藤岡換太郎

静岡大学防災総合センター客員教授。1946年京都市生まれ。東京大学理学系大学院修士課程修了。理学博士。専門は地球科学。東京大学海洋研究所助手、海洋科学技術センター深海研究部研究主幹、グローバルオーシャンディベロップメント観測研究部部長、海洋研究開発機構特任上席研究員を歴任。「しんかい6500」に51

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