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藤子・f・不二雄「異色短編集」 2

Fujiko F. Fujio

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784091920621
ISBN 10 : 4091920624
Format
Books
Publisher
Release Date
August/1995
Japan

Product Description

藤子・F・不二雄の、ちょっと変わった味わいの作品を集めた異色短編集。SF的手法と鋭い風刺精神を存分に発揮し、大胆かつ繊細な構成で不可思議世界を描き出す。「藤子美学の世界」に、どっぷりと浸かれる作品集!

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 夢追人009

    藤子・F・不二夫さんが「SFマガジン」「ビッグコミック」の大人漫画誌に発表したSF漫画作品集ですね。そうですね、本書の作品は大人の世界だからと言っても少しもエロくなく著者の性格からか生真面目その物で老いからくる苦悩や暗い未来の展望を取り上げたあまりにマジメ過ぎるオチが最後に待ち受けるほろ苦い作品集になっていますね。シリアス過ぎて笑えませんが大人の乾いたクールな話がお好きな方には楽しめる作品集ですよ。『定年退食』お爺さんが朝の食卓で塩コーヒーを飲み冬に備えて食べ残しを保存パックにしてくれと頼んで散歩に出る。

  • papapapapal

    長男氏の本棚から拝借。 藤子・F・不二雄氏が1972年〜77年に発表した異色短編をまとめた一冊。読めば読むほど頭がおかしくなりそう! あのロミオとジュリエットを観察対象にした異星人の調査報告『サンプルAとB』(77年発表)、結局最後まで本世界とパラレルワールドとの区別がつかない『分岐点』(75年発表)、藤子・F・不二雄版とりかへばや物語『換身』(72年発表)があたりが印象深い。 それにしても、見たことのある愛らしいキャラクターたちが思わぬ行動をとる事に、どうにも違和感が拭えない(笑)。

  • リッツ

    え?このタイトルでF先生のほう?と驚きました。黒のA、白のFじゃなかったっけ?と気になったので買って帰りました。なるほど〜、この感じ納得です。平凡な人々に起こるミラクルに社会批判や虚無感をも織り交ぜてユーモラスに少し哀しく…作者の顔が見えて来ました。同シリーズ?のミノタウロスの皿が記憶を刺激。昔読んだと思うんですが、探して読みたいと思いました。

  • まるほ

    以前に第1集である『ミノタウロスの皿』を読み、久々にこの機会にと、図書館で続巻を取り寄せてみました。初出は1972〜76年。全13編。▼この巻に含まれている作品には、藤子不二雄A先生を想わせるブラックなオチとなる話もあり、興味深い。また原作として関わっている『ロミオとジュリエット』の藤子・F・不二雄版は、なるほどそう料理するのね、という仕上がり。▼『ドラえもん』とはちょっとテイストが異なる、大人の読者を想定したビターな作品集。

  • KI

    おかしいのは自分なのか、それとも世界なのか。

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