Books

第一次世界大戦を考える

藤原辰史

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784907986186
ISBN 10 : 4907986181
Format
Books
Publisher
Release Date
May/2016
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

「平和のための戦争」を大義名分にかかげ、毒ガス、戦車、戦闘機などの近代兵器とともに総力戦を繰りひろげた第一次世界大戦(1914‐18)は、まさに「人類の終末」としての「現代のはじまり」を告げるものだった!のべ60余名の執筆者が多彩なテーマで語りつくす、大戦のハンディな小百科。

目次 : 第1部 大戦を考えるための十二のキーワード(音楽―新世界の潮流/ 食―人間の生存条件を攻撃する「糧食戦」/ 徴兵制―人間の質より量を問題に/ 書く―経験から発する言葉が「証言」に/ ロシア革命―世界を変革した社会主義の「実験」/ 技術―電信と電波で一つになる世界/ 文明―非暴力で不服従を貫くガンディー/ 中国―国際社会に賭けた期待と失望/ ナショナリズム―民族自決のうねりと新たな火種/ 帝国主義―植民地再分割へ戦火拡大/ アメリカ―「民主主義の戦争」の矛盾/ 民主主義―正解のない永続的追求課題)/ 第2部 大戦の波紋(世界性・総体性・持続性/ 美の振動/ 刻まれた傷跡/ 遺産の重み)/ 第3部 いま、大戦をどうとらえるか(開戦百周年の夏に/ ベルギーの国際シンポジウムに参加して/ 誰が歴史を描くのか/ 反時代的・同時代的考察/ 経験の断絶/ カピトリーノの丘で第一次大戦を想う/ 見えるものと見えないもの)

(「BOOK」データベースより)

Customer Reviews

Comprehensive Evaluation

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • どみとる

    戦争を記憶するのは存外難しい。かつての激戦地は悲惨さを忠実に再現しようとするとするあまり商業的コンテンツになってしまうし、研究者の所属が欧州に偏ると世界大戦の「世界」性は正しく論じられない。開終戦100周年セレモニーも欧州内で自足する視点を取る限り、過去の直視も克服も十全たり得ない。だからこそ当事者とは言い難かった日本の視点で研究する意味がある。「戦時下のドイツに敵国民として勾留された日本人」なんて、とんでもなくニッチで興味深いテーマだと思う。星の数ほど語られてきた出来事でも論じる切り口は無限大。

  • zikisuzuki

    現代の始まり、共産国ソ連の誕生、未曾有の総力戦。日本人にはなじみの薄い大戦を京都大学人文学科を中心に集められた論考のアンソロジー。

  • 田中AD

    リベラルを全面に出てるのか悲劇の面が多すぎる、戦争の喜びとか捻ったものがあっても良いだろう。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

Recommend Items