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闇バイトの歴史 「名前のない犯罪」の系譜

藤原良

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784778340926
ISBN 10 : 4778340922
Format
Books
Publisher
Release Date
September/2025
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:
藤原良 ,  

Content Description

それは「案件」か「犯罪」か。タイパ社会に現れた全く新しい犯罪形態「トクリュウ」。その興隆の過程は、日本社会の構造変化そのものだった。スキマ時間、リクルーター、兼業、アウトソーシング…脈々と続く、知られざる世界の「歴史」と「系譜」。

目次 : 第一章 前史―“トクリュウ”の源流 一九八九‐二〇〇八(犯罪者たちの狩場/ たかがサクラ、されどサクラ ほか)/ 第二章 様々な詐欺システムの盛衰 二〇〇八‐二〇一三(半グレたちの進出/ 陰りを見せたオレオレ詐欺 ほか)/ 第三章 トクリュウ誕生―“呼び名なきトクリュウ”からの進化 二〇一三〜(トクリュウたり得る要素/ 犯罪者の新天地 ほか)/ 第四章 闇バイトのリクルーティング 二〇二二〜(生きづらさを埋める手段/ リスク多くして益少なし ほか)/ 第五章 トクリュウへの対峙 二〇二三〜(暴力団とトクリュウ/ 警察とトクリュウ ほか)

【著者紹介】
藤原良 : 週刊・月刊誌や各種webでアウトロー分野の記事を多数執筆。マンガ原作も手がける。万物斉同の精神で取材・執筆にあたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 田沼とのも

    犯罪世界においても手間を惜しむ、時間を待てない、手っ取り早く金を手にしたい連中が一定層いて、それはタイパだけを重視する短絡的な合理主義に傾倒する現在の一部の市民感覚と表裏一体という指摘に深く頷いてしまった。発達障害か境界知能か無知蒙昧かネーミングはいずれにしても、東南アジアで奴隷的に拉致監禁されて闇バイトさせられている人たちを、ただのバカと単純に断じるだけでは問題を解決できないことはよく分かった。「極道では詐欺は破門、生き方が違う」と暴力団幹部が人生の意味を語るのが、矛盾か諧謔的であるように感じた。

  • akanishi

    面白かった。トクリュウも特殊詐欺型と財産犯型がある、潜入捜査は難しそうだ、などなど。あえて難を言えば、外国との比較はもうちょっとほしかったかな

  • 森野一雨

    自分に理解できないもの、しかも、自分に害悪を与える可能性のあるものに対して強い興味がある。そのため近年大きな社会問題になっている「闇バイト」や「トクリュウ」については色々と知りたいと思っていた。この本は、そうした犯罪の起源から現在に至るまでの歴史を辿ったものだったが、目新しい内容はなく、それらについての理解が深まることはなかったものの、既知の知識を整理する役には立った。しかし、未だに「何故、実行役は割に合わない犯罪に手を染めてしまうのか」「何故、簡単に大金を差し出す人が後を絶たないのか」はよく分からない。

  • おりば

    ショルダーホンの時代から現代までのいわゆる特殊詐欺の実態。時代が下るごとにより巧妙化したり、ネットを通じた加害者、被害者の拡大に防犯リテラシーを高めなければと思える一冊でした。巻末にある特殊詐欺年表がわかりやすかった。

  • トト

    闇バイトという字ヅラは最近になって見かけるワードだが、本質的には似たような形態は昔からある。所謂トクリュウ(匿名・流動型犯罪グループ)が、SNSで募集し、テレグラム等で指示をするデジタル世代の新事業のようだが、昔もあったし、これからも形を変えて行われるのは予想できる。本文にもあった、“手っ取り早くカネを稼ぐ”は“手っ取り早く破滅へと向かう ”のだということをまずは認識すべきことなのだと思う。

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