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ISBN 10 : 4868030078
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〈文法〉と〈詩学〉とが結びつく“事始め”。機能語が意味語を支えると説く藤井文法は、物語論者で、和歌にも現代詩にも最前線で取り組んできた、著者長年の格闘から誕生する。宣長、時枝に次ぐ第三の試み!
目次 : 「あけがたには」の詩学/ 第一部 機能語が意味語を下支えする(論理上の文法と表出する文法/ 時間域、推量域、形容域/ 「あり、り」をめぐる/ 起源にひらく「き」の系譜/ 伝来の助動辞「けり」―時間の経過/ フルコトの過去、物語の非過去/ 「はや舟に乗れ。日も暮れぬ」/ 〈いま、さっき、つい先刻〉―「つ」/ 言文一致と近代―「た」の創発/ 推量とは何か(一)―む、けむ、らむ、まし/ 推量とは何か(二)―伝聞なり、めり/ 推量とは何か(三)―べし、まじ/ らしさの助動辞―「らし」/ し、じ、たし―形容、否定、願望、様態/ 「る、らる」「す、さす、しむ」)/ 第二部 機能語が意味語を下支えする その二(助辞の言語態/ 「は」の〈主格補語〉性―「が」を覆う)/ 第三部 意味語の世界(名詞の類―自立語(上)/ 動く、象る―自立語(中)/ 飾る、接ぐ―自立語(下)/ 〈懸け詞〉文法)/ 第四部 人称と語り、表記(物語人称と語り/ 語り手人称と作者人称/ 自然称と和歌表現/ 漢字かな交じり文)/ 言語は復活するか―言語社会に向き合う
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