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徳川家康 人物叢書(近世)

藤井讓治

Product Details

ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784642052931
ISBN 10 : 4642052933
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2020
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

江戸幕府を開いた初代将軍。人質時代から三河平定、信長との同盟、甲斐武田氏との攻防、秀吉への臣従、関ヶ原の戦いと将軍宣下、大御所時代まで、75年の生涯を正確に描く。神君として顕彰され、さまざまな逸話が事実のごとく創出されるなど、バイアスのかかった家康像から脱却。一次史料から浮かび上がる等身大の姿に迫る。巻末に、全行動が辿れる「家康の居所・移動表」を付載。

シリーズ通巻300冊!


目次
はしがき/誕生から三河平定まで(誕生と祖先/人質時代/桶狭間の戦いと今川氏との決別/一向一揆の鎮定と三河平定/三河守任官と徳川への改姓)/遠江浜松移転と甲斐武田氏との攻防(甲斐武田氏との同盟と遠江侵攻/浜松移転と三方ヶ原の戦い/長篠の戦い/高天神城の攻防/遠江平定と駿河拝領)/五ヵ国領有と秀吉への臣従(本能寺の変のあと―甲斐・信濃掌握/二度目の甲斐仕置と駿河仕置/小牧・長久手の戦い/真田攻めと秀吉の「家康成敗」/秀吉への臣従/聚楽行幸/小田原北条攻め/家康の妻妾と子女)/関東入国と豊臣政権の中で)以下細目略/秀吉の死から関ヶ原の戦いまで/天下人家康/大御所政治/豊臣氏滅亡と家康の死/おわりに/徳川氏略系図/略年譜/主要参考文献/家康の居所・移動表

著者プロフィール
藤井 讓治 (フジイ ジョウジ) (著/文)
1947年 福井県に生まれる。1975年 京都大学大学院文学研究科博士課程修了、のち京都大学博士(文学)。現在 京都大学大学院文学研究科教授 ※2012年12月現在
【主な編著書】『天皇の歴史5 天皇と天下人』(講談社、2011年)、『徳川将軍家領知宛行制の研究』(思文閣出版、2008年)、『幕藩領主の権力構造』(岩波書店、2002年)、『人物叢書 徳川家光』(吉川弘文館、1997年)

【著者紹介】
藤井讓治 : 1947年福井県小浜市に生まれる。1975年京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。博士(文学)(京都大学)。京都大学大学院文学研究科教授を経て、京都大学名誉教授、石川県立歴史博物館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Book Lover Mr.Garakuta

    図書館本:【速読】(一日一書):家康の一次史料を時系列順に追い。その等身大の実像に迫った本。冒頭15頁に出てくる東三河の西郷と名乗る一族については、江戸幕末に活躍した薩摩の西郷氏の縁者かなと思ったりした。又、生涯を通じ、古文書の保護や合戦の合間に鷹狩りなどをしていた事が流石だと思った。信長や秀吉の影響を強く感じたが、神君家康公の栄華とは裏腹に、人としての苦難の人生を歩まれたお方だなと読み持って思いました。

  • MUNEKAZ

    信頼できる資料に拠って、家康の生涯を淡々と記すという著者の言葉に偽りはなし。とくに事象ごとに粒立てていないので、皆が徳川家康と聞いて思い浮かぶ合戦もイベントもサラッと進んでいく。ただ細々したこともバイアスつけずに拾っているので、著名な出来事と同時進行で家康が何をしていたかもわかって、そこは面白い。とくに大御所時代の半端ない頻度での鷹狩りなどは、こうしてフラットに動静の中に織り込まれて見ると、家康の強烈な個性として浮かび上がってくる。「最善を尽くすが無理をせず、時期を待てる」という著者の家康評も興味深い。

  • アメヲトコ

    2020年2月刊。「一次史料である古文書・古記録などによって、家康の生涯を淡々と描こうとする」とのはしがきのとおり、徹底的に逸話類を廃して事実関係だけが克明に描かれます。読みやすい文章などは端から目指していないので、すこぶる無味乾燥にもほどがありますが、ここまで徹底した姿勢には頭が下がります。『織豊期主要人物居所集成』の成果も随所に活かされ、出典も丁寧に付けられているので、事典的に使うならば非常に有用な一冊になることでしょう。

  • たつや

    図書館で衝動借り。古文書等を中心に事実を時系列に羅列していく徹底振り。延長して他の本と併読。約1ヶ月かかる。ほぼ、教科書でした。日本の歴史は面白い。

  • 沖縄電鉄社長

    最新の家康伝。個人的には過去の記録を読ませたり調べさせることの多さが興味深い。

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