Product Details
ISBN 10 : 4087213250
Content Description
少年犯罪を取材してきたノンフィクションライターの著者のもとへ、ある日、見知らぬ人物から手紙が届いた。それは何の罪もない人の命を奪った、長期受刑者からの手紙だった。加害者は己の罪と向き合い、問いを投げかける。「償い」「謝罪」「反省」「更生」「贖罪」―。加害者には国家から受ける罰とは別に、それ以上に大切で行わなければならないことがあるのではないか。著者の応答からは、現在の裁判・法制度の問題点も浮かび上がる。さまざまな矛盾と答えのない問いの狭間で、本書は「贖罪」をめぐって二人が考え続けた記録である。
目次 : 第1章 獣(見知らぬ人物からの手紙/ 定型化された謝罪と、法廷での詐術 ほか)/ 第2章 祈り(無期囚のテレビドキュメンタリーを観て/ 被害者遺族にとっての「時間」 ほか)/ 第3章 夢(事件当時の自分と向き合いたい/ 池田小殺傷事件とグリーフケア ほか)/ 第4章 償い(判で押したような謝罪の手紙/ 仮釈放について ほか)/ 第5章 贖罪(読書で言葉を獲得した後に/ 刑務官の「オヤジ」から教わったこと ほか)
【著者紹介】
藤井誠二 : 1965年愛知県生まれ。ノンフィクションライター。少年犯罪について長年にわたって取材・執筆活動をしている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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読特
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